福島県産「あんぽ柿」都内レストランでオリジナルメニュー 24日から提供 JA全農福島2025年1月23日
JA全農福島は、東京都内のレストランで「あんぽ柿」を使ったメニューやデザートを1月24日から期間限定で提供する。
今回は、フランス料理「ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京」に新たに参加し、フランス料理「ミクニ マルノウチ」、江戸前料理「神田明神下 みやび」、の3店舗で新メニューを展開。また、こだわりの野菜や果物を扱う「ベジターレ」では、通販で購入可能な新しい"あんぽ柿デザート"を開発した。
さらに、「ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京」では、"あんぽ柿のフルコース"を1日限定で実施する。これに先がけ、同店のシェフ山本尚輝氏とパティシエシェフの桑畑豊氏は、12月に福島県伊達市のあんぽ柿農園と加工センターを訪問しあんぽ柿の生産過程を視察。現地では、一つずつ丁寧に手作りで作られていることや、干されている時のオレンジの鮮やかな色合いや自然の甘さに驚いていたという。
訪問から約2か月間、熟考と試作を重ねて仕上げたフルコースメニューを通じて、あんぽ柿の季節を楽しみにしているファンをはじめ、食べたことのない若い世代にも、あんぽ柿の新たな魅力を伝える。
「あんぽ柿」の発祥は、福島県の北部にある伊達市梁川町。伊達市の温暖な気候と豊かな水源のある環境のもと、手間暇かけて作る古くからの製法に、殺菌作用のある硫黄燻蒸技術を取り入れ、鮮やかな色合いを出すなど改良を重ね完成させた。現在も、福島県のあんぽ柿は、生産・出荷量ともに日本一を誇る。
今シーズンの生産状況についてJA全農福島園芸部東京園芸事務所は「今年は異常気象に伴う加工遅れや、大玉傾向による乾燥不測の影響により遅めの作柄ですが、生産者の尽力により、1個1個が食べ応えのある、美味しい"あんぽ柿"に仕上がっている。是非ご賞味ください」とコメントしている。
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