FANアワード2013大賞に「キリンにっぽん米茶」2013年12月6日
国産農産物の消費拡大を目指す取組「フード・アクション・ニッポン(FAN)」は、食料自給率向上に寄与する事業者・団体などの取組を広く募集し、優れた取り組みを表彰している。開催5回目となる2013年度は、12月3日に大手町サンケイプラザで表彰式を、同日東京交通会館前で同見本市を開催した。
「フード・アクション・ニッポン・アワード2013」大賞を受賞したのは、キリンビバレッジ(株)の国産米100%使用!日本のおいしいお米だけでできたお茶「キリンにっぽん米茶」だ。
「一粒のお米も無駄にしない」という精神から、日本人は昔から釜底のお焦げに湯を注ぎ飲んでいた。その風習を継承しているのが、懐石料理の締め括りに供されるお米のお茶「焦げ湯」だ。
同社はそれに着目し、業界初の試みとなった、国産米100%使用の米だけでできたお茶「キリンにっぽん米茶」を開発したものだ。米茶に使われているのは精白米(うち16%は糠や胚芽をていねいに取り除いたブランド米の金芽米)、発芽玄米、米麹だ。
(写真)
表彰を受けるキリンビバレッジの代表
◇
各部門の最優秀賞は次の通り。
○商品部門
(株)大地を守る会「『日本の原風景・里山の棚田米』シリーズの販売」
○販売促進・消費促進部門
(株)モスフードサービス「店舗スタッフが収穫!産直採れたて野菜を使用したハンバーガー販売」
○流通部門
(株)ローソン「ローソンの農業・国産食材使用への取組」
○研究開発・新技術部門
(株)伊藤園「緑茶の栽培・管理技術、飲料製造技術及び健康性の研究開発による自給率向上対応」
このほか、「食べて応援しよう!賞」に会津中央乳業(株)など5件、「食文化賞」に一関もち食推進会議など5件、「審査員特別賞」に(株)ウーマンスタイル・発酵食大学など10件が選ばれた。
また、JA全農と三菱食品(株)などの「国産米粉使用のパン&パンケーキミックス粉を共同開発」が商品部門で、JAおちいまばりの「農産物直売所による地産地消の推進と地域農業振興の拠点づくり」が流通部門で、井関農機(株)の「自動変速機能(デュアルクラッチトランスミッション採用)を持った中型トラクタの開発」が研究開発・新技術部門で、それぞれ優秀賞に選ばれた。
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