「攻めの農林水産業実行本部」を設置2014年9月9日
農林水産省は「農林水産業・地域の活力創造プラン」を着実に実行するため、西川農相を本部長とする「攻めの農林水産業実行本部」を9月8日に設置、第1回会合を開いた。
西川農相は「これまでの(農水省の)仕事は、少し生産に偏り過ぎてはいなかったか、生産と需要の開拓の両方を一緒にやって農家の所得の向上につなげていきたい。所得を向上させて若い人たちが農林水産業に戻ってきてくれる、これを願って政策を実行していきたいと思う」と述べた。
また、輸出についても「これまで東南アジア、身近な国に目が向いていたが、やはり人口が多いヨーロッパの5億人、米国の3億1000万人の人口を対象に少し高めの目標をつくらせていただきたいと思っている」と新たな農林水産物輸出目標を打ち出すことを明らかにした。
そのうえで「農林水産業に従事する人たちが誇りを持って自分たちの職業を営めるという産業にしていきたい。総力をあげてみんなでやれば必ず成長産業になり得ると信じて努力していく。攻めとは何か、強いとは何か、ここから問いかけてみなさんで目標を絞っていきたい」などと話した。
(写真)
9月8日には「攻めの農林水産実行本部」を立ち上げた。中央が西川新農相。右から皆川次官、小泉副大臣、あべ副大臣、中川大臣政務官。
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