TPP交渉、情報開示の徹底を 萬歳JA全中会長2014年10月28日
オーストラリアのシドニーで10月25日から開かれていたTPP閣僚会合についてJA全中の萬歳章会長は27日、交渉は山場を迎えており、今後とも国会決議の実現を危機感を持って求めるなどのコメントを発表した。
シドニーで3日間行われた閣僚会合は共同声明で「市場アクセス交渉と貿易、投資のルールについて重要な進展を果たした」と表明した。
ただ、具体的な交渉内容は明らかではない。
萬歳章会長は「農業分野について交渉結果に直接影響を受けるのは農業者であり、生産現場に不安と混乱を招かないよう、政府は可能な限り情報開示を徹底すべきである」と強調した。
そのうえで「日本が交渉に参加してから1年数ヶ月を経て、今、交渉は大きな山場を迎えており、予断を許さない厳しい交渉が続いている」との認識のもと「今後とも、国会および自民党の決議実現のため危機感を持って取り組みを強化していきたい」とコメントした。
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