日本の食でおもてなし 観光と連携し食材発信2014年10月28日
国産農林水産物の消費拡大を推進する国民運動「フード・アクション・ニッポン」の一貫として、旅館などの観光関連事業者と連携し地域食材の利用拡大を図る26年度事業を農林水産省と観光庁がスタートさせる。その記者発表が10月27日に農水省で行われた。
この事業の通称は「日本の食でおもてなし」。地域食材を活用した食の魅力や意義を消費者に普及啓発し、食料自給率向上にもつなげる狙いもある。
事業は▽地域食材を活用する国内宿泊業者、飲食事業者などに「日本の食でおもてなしパートナー」への参加呼びかけ、▽「日本の食でおもてなしパートナー」の取り組みや施設を検索できるWEB上地図公表、▽宿泊者や施設利用者向けの地域食材利用促進プレゼントキャンペーンの展開など。11月から本格化させる。
地域食材利用促進プレゼントキャンペーンは、事業に参加した宿泊施設や飲食店などの利用者向けに抽選で地域自慢のおみやげをプレゼントするもの。
西川農相は「農業振興を図るために農家所得の向上に施策を絞っている。6次産業化も大事で食材を理解してもらう必要があり人が集まる旅館など観光と連携をさらに強固にしていきたい」とあいさつした。また、観光庁の吉田雅彦・観光地域振興部長は食を利用して旅行商品づくりの支援や外国人旅行者へのPRにも力を入れ農水省と連携して「地方創生にも結びつけていきたい」とあいさつした。
この事業のイメージキャラクターには昨年に続き女優の木村佳乃さんが就任。木村さんは「その土地の旬の農産物をできるだけ多くいただくようにしています。食べることが大好きで、旅行することも大好き。日本の素晴らしい食文化と観光の魅力を心を込めて伝えていきたいです」と話していた。
(写真)
右から西川農相、木村佳乃さん、観光庁の吉田部長
(関連記事)
・【JA全農がめざすもの】第4回米穀事業 業務用需要と安定契約 農家の経営発展めざす(2014.10.07)
・経団連・JA・日経が共催 被災地応援マルシェ(2014.10.06)
・全農パールライスが発足 国産精米取扱日本一へ(2014.10.02)
・米価下落で緊急要望 北海道東北地方知事会(2014.09.24)
・最優秀賞に秋田の柴田さん 全農酪農体験発表会(2014.09.16)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略 現在の技術で実現可能でしょ(4)2024年4月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(7)【防除学習帖】 第246回2024年4月20日
-
土壌診断の基礎知識(16)【今さら聞けない営農情報】第246回2024年4月20日
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日