ロボット農機安全に 農水省がガイドライン2016年3月22日
農林水産省は「ロボット農機に関する安全性確保ガイドライン(案)を取りまとめ、3月18日発表した。
同省は「スマート農業の実現に向けた研究会」で、無人自動走行する農業機械(ロボット農機)の実用化を見据え、その安全性の確保を目的に、リスクアセスメントの実施など、基本的な考えから関係者の役割等を示すガイドラインづくりを検討してきた。
基本的な考え方として、他産業のロボットと違い、ロボット農機はほ場等の開放系で使われ、農業者等の使用者が多様であることを前提に、リスクを人に対する危害として想定。また適用範囲は、使用者が搭乗せず無人で自律走行するものとした。
また、安全性確保については、死亡事故等の重大事故を生じさせないようにするとともに、その他の事故の頻度も可能な限り低減することを目指す。さらに多重安全の考え方を採用。一つの保護方策が十分機能しなかった場合でも事故防止できるように、余裕のある保護方策を講じることとした。
このほか、使用者の条件として、製造者等が実施する訓練などを受け、使用上の条件・情報の十分な理解を挙げる。目的外の使用、走行中にほ場に立ち入らない、降雨や視界不良で監視が難しいときは自立走行させないことなどを細かく規定している。
詳細は同省ホームページへ。
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