労働力安定確保などめざし「農業労働力支援協議会」創設 日本農業法人協会とJAグループ2016年4月11日
農業における労働力の安定確保と確実な定着をはかるために、農業経営者の団体である日本農業法人協会がJA全中やJA全農などに呼びかけ、4月8日に「農業労働力支援協議会」を創設した。
農業経営の規模拡大・多角化を進める上で、農業労働力の不足が大きな問題となってきている。そのため、農業経営者の団体である(公社)日本農業法人協会が、「安定的に農業生産活動が維持・拡大できる」ための検討をするために、JA全中やJA全農などJAグループに呼びかけ、この日の「農業労働力支援協議会」創設となった。
この協議会創設の目的は「多様な農業人材の安定的な確保・育成」「農業経営の安定・継続した発展」が可能となるように、農業界が一体となって「農業人材の確保・育成・定着」に向けた取組みを進め、▽農業団体が自ら取り組めるもの、▽国に提言していくもの、などを検討することにある。
協議会には当面次のような専門部会を設置して、農業労働力需給に関する情報の共有化と交換、農家・農業法人の課題の把握や支援、多様な農業人材・労働力の確保・育成・定着までの一貫した支援体制の構築や雇用環境の改善、さらに外国人技能実習生の適正かつ安定的な受け入れなどについて、専門部会を設置し取り組んでいくことにしている。
設置される専門部会は
1)農業人材確保部会
2)農業人材育成部会
3)農作業受委託部会
4)外国人技能実習制度部会
の4部会。
協議会の構成員および委員は以下の通りとなっている。
▽日本農業法人協会:笠原節夫副会長(座長)
▽JA全中:大西茂志常務理事
▽JA全農:神出元一代表理事専務
▽農林中金:山田秀顕常務理事
▽JA共済連:吉村保繁常務理事
▽全国農業会議所:松本広太専務理事
この協議会委員の下に、各団体の部次長・課長クラスで幹事会が構成される。
また事務局は、日本農業法人協会内に置かれる。
(図)PDFはこちらから。
重要な記事
最新の記事
-
着色不良・日焼け・晩霜害 果樹の温暖化被害予測システムを開発 農研機構2025年12月17日 -
新規有効成分「シベンゾキサスルフィル」日本と韓国で農薬登録申請完了 日本農薬2025年12月17日 -
BASF「バスタポイントアプリ」が「minorasuポイントアプリ」にリニューアル2025年12月17日 -
年末年始の産地を応援「配達休みに産まれた産直たまご」注文受付開始 パルシステム2025年12月17日 -
地産全消「野菜生活100宮崎月夜実グレープフルーツ&日向夏ミックス」新発売 カゴメ2025年12月17日 -
地域の有機資源循環を加速「汚泥肥料化パッケージ」提供開始 NTTビジネスソリューションズ2025年12月17日 -
旬のジビエを味わう「北海道エゾシカフェア」開催2025年12月17日 -
まるまるひがしにほん「魅力発見!地域ブランドフェスタ」開催 さいたま市2025年12月17日 -
ひきこもり当事者・経験者のリアル ショートドラマ公開 パルシステム連合会2025年12月17日 -
ジニア「プロフュージョン」に2品種追加 サカタのタネ2025年12月17日 -
「野菜ソムリエサミット」12月度「青果部門」最高金賞1品など発表 日本野菜ソムリエ協会2025年12月17日 -
「埼玉県スマート農業オンラインセミナー」参加者募集中2025年12月17日 -
千葉で開催「冬のさつまいも博2026」チケット 18日から販売開始2025年12月17日 -
CDP「気候変動レポート 2025」で「B」スコア獲得 ヤマタネ2025年12月17日 -
【特殊報】果樹などにチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 兵庫県2025年12月16日 -
【特殊報】トマト青かび病 県内で初めて確認 栃木県2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(1)2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(2)2025年12月16日 -
全中 新会長推薦者に神農佳人氏2025年12月16日 -
ひこばえと外国産米は主食用供給量に加えられるのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年12月16日


































