摘蕾、農作業の求人急上昇 深刻な人手不足を反映2016年6月3日
「摘蕾」、「農作業」のアルバイト求人数が急上昇している。高齢化による農業の労働力不足を反映している。求人検索エンジン「スタンバイ」を運営する(株)ビズリーチが5月31日、4月のアルバイト求人数急上昇ランキングとして発表した。
このランキングは、同社のサイトに掲載されている400万件超の求人から、雇用形態がアルバイトを調べたもの。求人数が前月に比べて急上昇した職種・業種などのベスト20としてまとめた。
このなかで、蕾(つぼみ)のうちに花を摘み取る剪定作業の「摘蕾」は8位(前月比162%)、農作業は(同155%)で8位と、上位にランクインした。
作業内容は桃や柿の摘蕾、「農作業」では野菜の梱包(こんぽう)・仕分け・収穫作業などのほか、5日~1週間の期限付きで田植えの求人があった。
2015年の販売農家の農業就業人口は209万人で、5年前より50万9000人減り、平均年齢は66.4歳となり、65歳以上が63.5%を占める。このランキングは、農業の人手不足が深刻なことを示している。
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