がん治療ウイルス製剤 「G47Δ」製造設備建設に着手 デンカ生研2016年7月25日
デンカ(株)のグループ会社であるデンカ生研(株)は、藤堂具紀教授(東京大学医科学研究所)から委託を受け、がんウイルス製剤「G47Δ(デルタ)」の実用化に向け大量生産法の開発を行ってきたが、このたび初期製造設備の建設を決定した。
製造設備は、新潟県の補助金対象事業として、同県五泉市に建設を進めるもので、竣工は2017年9月を予定している。稼働時期は、同製剤が厚労省から製造販売が承認されてからとなる。
「G47Δ」は、遺伝子改変単純ヘルペスウイルスⅠ型を用いた、新しいコンセプトのがん治療薬だ。ウイルスが、感染した細胞を最終的には破壊することに着目し、がん細胞では増殖するが正常細胞では増殖しないように工夫されたウイルスを用いて、がん細胞を死滅させるというものだ。
「G47Δ」は、2016年2月10日には再生医療製品として、先駆け審査指定制度の指定を受けており、早期に医薬品として承認されることが期待されている。
デンカは経営計画「Denka100」の成長戦略として「成長ドライバーへの資源集中と次世代製品開発」を掲げている。その中でも「健康」分野では、デンカ生研が重要な役割を担っている。
デンカグループは、「G47Δ」という画期的ながん治療薬の、一日も早い実用化を通じ、医療の発展と人類の健康増進に寄与していく考えでいる。
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