「全農、業界のあり方予断なく見直す」-安倍総理 規制改革2016年9月13日
規制改革会議の後継組織として設置された「規制改革推進会議」の初会合が9月12日に開かれた。安倍総理はとくに農業について「攻めの農業の実現を加速。関係業界、全農のあり方について予断なく見直す」と述べた。
議長には大田弘子政策大学院大学教授が選ばれた。議長の指名で議長代理には金丸恭文氏が選ばれた。
安倍総理は「改めてここで規制改革のアクセルを一気に踏み込む。私が責任を持って実現する。とくに農業については攻めの農業の実現をさらに加速する。関係業界や全農のあり方を予断なく見直す。生乳に関わる抜本的改革と生産資材および加工・流通構造に関する具体的施策についてこの秋のうちに具体的結論を出す」と述べた。
農業ワーキング・グループの設置を決め座長には金丸議長代理が就任した。
金丸氏は「生乳の指定団体制度が有している諸機能をまず評価、検証するというプロセスは必要だと思っている。おそらく党も検討が始まるのではないか。農業ワーキンググループとしても、委員も新しいメンバーが入るので過去の経緯を共有しながら私たちの意見をとりまとめていきたい」と述べた。
農業WGは13日午前に第1回会合を開いた。
規制改革については「経済成長のためにはまず規制改革だ。新しくビジネスを興しやすい社会というのは規制改革がかなり絡んでいる」、「保育や介護サービスについて民間事業者の参入を妨げている規制の改革が必要である」、「女性・高齢者の就業促進、成長分野への失業なき労働移動を実現するための規制改革が必要だ。雇用保険に育児休業と同じ方式の休業制度を設けてはどうか」、「住宅の容積率、日照権の改革なども議論してはどうか」などの意見があった。
大田議長は「具体的に何をやるかについては委員と議論をして決めていく。来年6月の日本再興戦略が改定される来年6月ごろに時期を合わせて答申する。その過程で各ワーキンググループが意見を提出するということになる」と方針を示した。
農業WGについて、金丸氏は秋までに「党の議論と時間軸が合うようなかたちですり合わせをしていくことになる」とした。
(写真)左から金丸議長代理、大田議長
(関連記事)
・金丸氏ら再任 「規制改革推進会議」設置-内閣府 (16.09.12)
重要な記事
最新の記事
-
第21回イタリア外国人記者協会グルメグループ(Gruppo del Gusto)賞授賞式【イタリア通信】2025年7月19日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「政見放送の中に溢れる排外主義の空恐ろしさ」2025年7月18日
-
【特殊報】クビアカツヤカミキリ 県内で初めて確認 滋賀県2025年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2025年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年7月18日
-
『令和の米騒動』とその狙い 一般財団法人食料安全保障推進財団専務理事 久保田治己氏2025年7月18日
-
主食用10万ha増 過去5年で最大に 飼料用米は半減 水田作付意向6月末2025年7月18日
-
全農 備蓄米の出荷済数量84% 7月17日現在2025年7月18日
-
令和6年度JA共済優績LA 総合優績・特別・通算の表彰対象者 JA共済連2025年7月18日
-
「農山漁村」インパクト創出ソリューション選定 マッチング希望の自治体を募集 農水省2025年7月18日
-
(444)農業機械の「スマホ化」が引き起こす懸念【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月18日
-
【サステナ防除のすすめ2025】水稲害虫の防ぎ方「育苗箱処理と兼ねて」2025年7月18日
-
最新農機と実演を一堂に 農機展「パワフルアグリフェア」開催 JAグループ栃木2025年7月18日
-
倉敷アイビースクエアとコラボ ビアガーデンで県産夏野菜と桃太郎トマトのフェア JA全農おかやま2025年7月18日
-
「田んぼのがっこう」2025年度おむすびレンジャー茨城町会場を開催 いばらきコープとJA全農いばらき2025年7月18日
-
全国和牛能力共進会で内閣総理大臣賞を目指す 大分県推進協議会が総会 JA全農おおいた2025年7月18日
-
新潟市内の小学校と保育園でスイカの食育出前授業 JA新潟かがやきなど2025年7月18日
-
令和7年度「愛情福島」夏秋青果物販売対策会議を開催 JA全農福島2025年7月18日
-
「国産ももフェア」全農直営飲食店舗で18日から開催 JA全農2025年7月18日
-
果樹営農指導担当者情報交換会を開催 三重県園芸振興協会2025年7月18日