5000億円の市場創出へ バイオマス活用基本計画2600万tへ2016年9月20日
バイオマス活用推進基本計画が9月16日閣議決定された。地域にあるバイオマスを活用して、地域が主体となった持続可能な事業を創出し、その経済的価値を農林漁業の活性化につなげることを重点に据えている。
この基本計画は、バイオマス活用基本法(平成21年)に基づいたもので、少なくとも5年ごとに見直しを行う。22年策定の前回の基本計画について、昨年9月から見直しを進めていた。
計画では国が達成すべき目標として、地球温暖化防止のため、(1)炭素換算で年間2600万tのバイオマスを利用する、(2)全都道府県および600市町村でバイオマス活用推進計画を策定する、(3)バイオマスの活用を推進することによって約5000億円規模の市場を創出する、としている。
そのための施策として、バイオマスのより高度利用や多段階利用などの地域が主体となった取り組みを後押しするとともに、熱源としての積極的利用を進める。また成功事例のノウハウなどを幅広く共有して取り組みの横展開をはかるとしている。
また技術面では、バイオマスの混合利用、下水汚泥由来の水素ガスの製造方法の確立、発電等に伴う余剰熱やバイオガス製造過程で生じる消化液などの副産物の活用、さらに微細藻類による次世
代バイオ燃料の研究開発を挙げている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日