SBS輸入米再調査 TPP審議に不可欠-民進党のチームが会合2016年10月26日
民進党は10月25日、米価格偽装解明チーム(福島伸享座長)の会合を開き24日に引き続き農水省から聴取した。
会合は日本農業新聞のSBS(売買同時入札)輸入米を扱う商社が「国産より安いから扱っている」などと回答した調査結果の報道を受けて開いた。
農水省が10日7日に公表した輸入米に関する調査では、国産米の価格への影響は確認できなかったと結論づけたことについて、会合では業者に対して販売価格を調査したのか問いただした。しかし、農水省担当者は調整金などSBS輸入米取引にあたって金銭のやり取りがあったかどうかが調査の目的だったなどと繰り返した。また、市場に売るのは買い受け業者なので「輸入業者には聞いていない」とも話した。
会合に参加した議員からは説明に「調整金が影響を与えたかどうかではなく実際に輸入米が安いかどうかを調査すべき」、「現場の生産者は調整金に不信感を高めているのではなく、大臣答弁に不信感を高めている」など指摘が出た。
衆院TPP特別委員会の筆頭理事である篠原孝議員は「影響がないというための調査。結論ありきでやっている。筆頭理事として再調査を求める」と話し、福島座長も「再調査は不可欠。納得できる回答が得られるまで審議打ち切りなど許されない」と強調し、今後も国会で追及していく姿勢を示した。
(写真)10日25日に国会内で開いた会合。左側が農水省担当者
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ネギハモグリバエ・ネギアザミウマ 県下全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月30日
-
24年産米2.6万円に 有利販売に努め積み上げ JA茨城、異例の公表2025年6月30日
-
梅雨の晴れ間の「DZ作戦」で、猛暑下の畦畔除草を回避しましょう 北興化学工業2025年6月30日
-
水稲は"白未熟粒"に加えて"不稔"にも警戒 果樹は長期的な樹種転換も検討 農研機構2025年6月30日
-
茨城県厚生連の赤字19億円超 「診療報酬の引き上げ必要」 24年度決算2025年6月30日
-
全国の「関係人口」 約2263万人 国土交通省調査2025年6月30日
-
夏休みの思い出づくりに「こども霞が関見学デー」開催 農水省2025年6月30日
-
随意契約米 全国4万6000店舗で販売2025年6月30日
-
7月の野菜生育状況と価格見通し はくさい、キャベツ、レタス、ばれいしょ価格 平年下回る見込み 農水省2025年6月30日
-
再保証残高 過去最高の6兆9000億円台 全国農協保証センター2025年6月30日
-
【JA人事】JAみい(福岡県)平田浩則組合長を再任(6月27日)2025年6月30日
-
【JA人事】JAにしうわ(愛媛県) 新会長に井田敏勝氏2025年6月30日
-
【今川直人・農協の核心】全中再興(1)2025年6月30日
-
元卓球日本代表・石川佳純が全国を巡る卓球教室 岩手で開催 JA全農2025年6月30日
-
【役員人事】JA全農青果センター(6月26日付)2025年6月30日
-
第42回「JA共済マルシェ」を開催 令和6年能登半島地震・奥能登豪雨の復興応援 JA共済連2025年6月30日
-
福岡のいちじくレビュー投稿キャンペーン「博多うまかショップ」で実施中 JAタウン2025年6月30日
-
農福連携の現場に密着 YouTube番組「根本凪ノウフク連携中」配信 JAタウン2025年6月30日
-
【役員人事】農林中金総合研究所(6月27日付)2025年6月30日
-
クボタと酪農学園大学が包括連携協定 学術振興と地域活性化へ共創加速2025年6月30日