創造的自己改革を後押し-JAグループがコメント2016年11月28日
自民党は11月25日に生産資材価格形成の仕組みや流通・加工構造の改革などを盛り込んだ「農業競争力強化プログラム」を決定したが、JAグループは同日夕、「創造的自己改革をよりいっそう後押しする内容」とのコメントを発表した。
コメントはJA全中、JA全農、JA共済連、農林中央金庫の連名で発表した。
自民党のとりまとめについて「現在取り組んでいる農業者の所得増大に向けたJAグループの創造的自己改革をよりいっそう後押しする内容」との受け止めを表明した。
また、生産資材価格形成の仕組みや、流通・加工構造の問題のほか、加工食品の原料原産地表示や人材育成など具体策を取りまとめたことを指摘した。
農協改革については「自己改革を原則とした与党とりまとめをこえることは決してあってはならないこと、経営への過剰な介入や農業者の所得増大の視点から現実的ではない事業・組織の見直しを強制されないことなど、われわれの基本的考え方を取り入れていただいたもの」と評価している。
同時にJA全中として「牛乳・乳製品の生産・流通等の改革」の自民党とりまとめに関するコメントも発表した。
今回の決定については「4月の与党決議をふまえ指定生乳生産者団体制度の機能を維持・強化するものとしてまとめられた」との認識を表明した。
今後のスキームについては関係者の意見を十分聞いて調整を行っていくとされたことから、「われわれは消費者への牛乳・乳製品の安定供給と酪農所得の増大を実現できる仕組みとなるよう」自民党と農林水産省と協議・調整していく考えを示している。
重要な記事
最新の記事
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(1)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(2)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(3)2025年9月18日
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
「いざ土づくり!美味しい富山を届けよう!」秋の土づくり運動を推進 富山県JAグループ2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日