奨学金返済に大半が不安 全国院生生活実態調査2017年6月6日
全国大学生協連
全国大学生協連は、2016年秋に第9回全国院生生活実態調査を実施した。調査結果では、奨学金を借りている院生で、3人に2人が返済に不安を抱いていることがわかった。
全国院生生活実態調査は、大学院生の生活実態を調べ、院生生活を向上させるために3年に1度実施しているもの。全国規模での院生生活調査は希少で、「普段どんな生活をしているかわからない」と言われることが多い大学院生の生活実態を知る上で貴重な調査となっている。
今回の調査結果のポイントは、次の3点だ。
1.奨学金問題が社会問題として取りざたされる中、奨学金を借りる大学院生は減少。借りている院生は、3人に2人が返済に不安を抱いていることがわかった。
2.院生の5人に1人が「生活が苦しい」と回答。3年前と比べ減少しているが、学部生の回答とでは2倍以上の差が見られた。背景としては、奨学金を利用する院生の減少や、学部生と比べアルバイト収入が少なく、支出を抑えている現状がある。
3.「悩み・ストレス」のある院生が増加。8割を超える女子院生が「悩み・ストレス」を抱えている。その多くは、研究活動や将来の進路についてであり、大学院生は女子構成比が低く、身近に相談相手がいないことが要因の1つと考えられる。
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