29年産米 作柄「平年並み」または「やや良」-8月15日現在2017年8月30日
農林水産省は8月30日、平成29年産水稲の8月15日現在の作柄概況を公表した。
東日本を中心とした早場地帯(19道県)の作柄は「平年並み」または「やや良」と見込まれる。 一部地域で7月下旬から8月中旬の日照不足等の影響が見込まれるものの、田植期以降、おおむね天候に恵まれたことにより、全もみ数が一部を除き平年以上に確保されると見込まれている。

西日本を中心とした遅場地帯(沖縄県の第二期稲を除く27都府県)の生育は田植期以降、おおむね天候に恵まれていることから、「平年並み」または「やや良」で推移している。

早場地帯とは8月15日現在の出穂済面積割合が平年ベースで8割以上を占める19道県。28年産では収穫量の69.3%を占めた。
また、農水省は西南暖地の早期栽培について8月15日現在の作況指数を示した。それによると徳島県104、高知県104、宮崎県103、鹿児島県107、沖縄96となっている。
(関連記事)
・気温上昇が収量増に影響 トウモロコシは1.8度、米・麦が3.2度以上(17.08.30)
・1等比率54.1% 過去5年で最低-29年産米(17.08.28)
・イネいもち病発生に注意 農水省(17.08.24)
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