「ジャガイモ食中毒予防へ」 リーフレットを公開 農水省2018年1月30日
農林水産省は1月26日、学校で栽培したジャガイモを食べることで生じる食中毒を防ぐため、ジャガイモの栽培や取り扱いに関する注意点などをまとめたリーフレットを学校や家庭などの菜園でジャガイモを栽培する人々向けに作成、ウェブページに掲載した。
ジャガイモに含まれるソラニンなどの天然毒素は、ジャガイモが光を浴びたり、傷ついたりすることによって増える。また、未成熟なジャガイモでは濃度が高い場合がある。毒素を摂りすぎると嘔吐などの食中毒を起こすことがある。そのためジャガイモは栽培から調理して食べるまでの間は適切な取り扱いが必要になる。
近年、国内で発生したジャガイモによる食中毒の多くは学校の菜園で栽培されたジャガイモによることが報告されている。厚生労働省によると、平成元年から27年の間に国内で発生した食中毒事例(計30件)のうち、90%(27件)が学校で発生している。
その原因は、栽培中や保管中に光を当てたり、肥料などが不十分でイモが十分に成熟しなかったなど、ジャガイモの取り扱いが悪かった点にあるという。
リーフレットはジャガイモの栽培から調理して食べるまでの間の注意点をイラストや写真とともに紹介している。公開されているサイトはソラニンやチャコニンによる食中毒を防ぐには(農林水産省)。
同省は関係府省を通じて、全国の教育施設や保育施設、消費者団体などにこのリーフレットについての周知徹底を図るとともに、希望者には無料で印刷物を配布する予定(2月下旬から)。
○問い合わせ先:同省消費・安全局食品安全政策課。
○電話:03-3502-8111
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ブロッコリーの黒すす病にSDHI剤耐性菌が発生 北海道2025年12月25日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年12月25日 -
家庭での米消費、前年比11.7%減 マイナス幅拡大、「新米不振」裏付け 米穀機構11月調査2025年12月25日 -
米価高騰に対応、「4kgサイズの米袋」定番化 値ごろ感出し販売促進 アサヒパック2025年12月25日 -
協同組合の価値向上へ「鳥取県宣言」力強く2025年12月25日 -
【世界を診る・元外交官 東郷和彦氏】トランプ再来の嵐 自国利益に偏重2025年12月25日 -
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】なぜ日本は食料難の経験を教科書から消したのか?2025年12月25日 -
【Jミルク脱粉在庫対策】基金初発動1.2万トン削減 なお過剰重く2025年12月25日 -
すべての都道府県で前年超え 2024年の県別農業産出額 トップは北海道2025年12月25日 -
【農と杜の独り言】第7回 祭りがつなぐ協同の精神 農と暮らしの集大成 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年12月25日 -
国連 10年に一度「国際協同組合年」を決議2025年12月25日 -
秋田と山形の3JAが県越え連携協定2025年12月25日 -
日本産の米・米加工品の輸出促進策を議論 「GOHANプロジェクト」で事業者が意見交換 農水省2025年12月25日 -
26年産米の農家手取り「2万5000円めざす」 暴落の予兆に抗い再生産価格を確保 JA越前たけふ2025年12月25日 -
笹の実と竹の実【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第370回2025年12月25日 -
茨城県で鳥インフル 97万羽殺処分へ 国内10例目2025年12月25日 -
ホットミルクと除夜の鐘 築地本願寺でホットミルクお振舞い JA全農2025年12月25日 -
JA共済アプリ・Webマイページに「チャットボット」機能を導入 JA共済連2025年12月25日 -
5県9JAの農産物・加工品を販売 第46回マルシェ開催 JA共済連2025年12月25日 -
短期プライムレートを年2.125%に引き上げ 農林中金2025年12月25日


































