主食用作付け 36県が前年並み-農水省調査2018年3月7日
農林水産省は2月27日、平成30年産米の作付動向(第一回中間的取組状況)を公表した。主食用米の作付け動向は36県で前年並み傾向となっている。
農林水産省は29年産から都道府県段階の作付け動向を聞き取り公表することにし、昨年は3月に公表したが、30年産ではより早期に情報提供を行うため、2月に公表することにした。
調査は農水省が都道府県農業再生協議会に現時点での各地の作付け動向を29年産とくらべて聞いたもの。
主食用米の作付動向は29年産実績と比較すると前年並みが36県、増加傾向が6県、減少傾向が5県となっている。
現時点で増加傾向にある見込んだのは青森県、岩手県、秋田県、福島県、鳥取県、山口県。減少傾向を見込んだのは、千葉県、大阪府、和歌山県、高知県、鹿児島県となっている。
主食用以外の作付け動向は別表のとおり。
このうち飼料用米は、増加傾向9県、前年並み傾向20県、減少傾向16県となっているが、農水省によると「飼料用米の作付けは定着してきた」とする。
また輸出用米など新市場開拓用米は、増加傾向27県、前年並み傾向7県、減少傾向0県となり、全体として輸出用米の作付け増が見込まれる状況だ。一方、備蓄米は増加傾向0県、前年並み傾向3県、減少傾向29県となり、米価上昇を反映して備蓄米作付けに消極的な産地の動向がうかがえる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略 現在の技術で実現可能でしょ(4)2024年4月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(7)【防除学習帖】 第246回2024年4月20日
-
土壌診断の基礎知識(16)【今さら聞けない営農情報】第246回2024年4月20日
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日