「女流塾」の思いを綴る2018年4月9日
・山形・酒田市の女性グループ
山形県酒田市の女性たちがつくる「さかた女流地域づくり女流塾」(女流塾)が、3年間の塾の活動を小冊子にまとめた。今村奈良臣・東京大学名誉教授が呼びかけ、各地でつくられた「農民塾」の一つだが、女性だけの塾は珍しい。農業と、農業以外の女性を含め、新たなネットワークを築きながら、中原浩子・東北公益文科大学特認講師を座長に、酒田市の農業を盛り上げる活動を展開してきた。
「女流塾」は平成27年に開塾。消費者ニーズを感じ取り、経営感覚を身につけた次世代のリーダーとなる女性の育成や農業ファンの拡大などを目的とする。農業と食について、さまざまな意見やアイデアを出しあい、それを発信してきた。
(写真)女流塾の施設(千葉県柏市で。右から二人目は今村奈良臣塾長)
横浜市の女性たちと「おやさい定期便」を軌道に乗せ、同市内の幼稚園のお母さんたちとの野菜の共同購入や、産地ツアーや農産物の試食販売などの相互交流も回を重ねた。当初予定の2年間を1年延長して卒塾した19人のそれぞれの思いを綴った。
「女流塾」は活動を通じて、おいしく、安全で安心な酒田の新鮮野菜を届けようという夢を実現してきた。塾は卒業したが、みんなの次の夢は『農家レストラン』。そのためのアグリプロジェクトを立ち上げた。「これからも酒田の農産物の情報を発信するとともに、農家レストラン実現への夢を叶えたい」(酒田市農林水産部総合農政係・玉澤千秋係長)と、市も支援を惜しまない。
(写真)3年間の思いを綴った小冊子「女流塾」
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】果樹などにチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 兵庫県2025年12月16日 -
【特殊報】トマト青かび病 県内で初めて確認 栃木県2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(1)2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(2)2025年12月16日 -
全中 新会長推薦者に神農佳人氏2025年12月16日 -
ひこばえと外国産米は主食用供給量に加えられるのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年12月16日 -
米トレサ法で初の勧告措置 「博多天ぷら たかお」が米産地を不適正表示2025年12月16日 -
鳥インフルエンザ 兵庫県で国内7例目を確認2025年12月16日 -
「第3回高校生とつながる!つなげる! ジーニアス農業遺産ふーどコンテスト」受賞アイデア決定 農水省2025年12月16日 -
「NHK歳末たすけあい」へ150万円を寄付 JA全農2025年12月16日 -
米の流通に関する有識者懇話会 第3回「 研究者・情報発信者に聴く」開催 JA全農2025年12月16日 -
【浅野純次・読書の楽しみ】第116回2025年12月16日 -
北海道農業の魅力を伝える特別授業「ホクレン・ハイスクール・キャラバン」開催2025年12月16日 -
全自動野菜移植機「PVZ100」を新発売 スイートコーンとキャベツに対応 井関農機2025年12月16日 -
Eco-LAB公式サイトに新コンテンツ開設 第一弾は「バイオスティミュラントの歴史と各国の動き」 AGRI SMILE2025年12月16日 -
国内草刈り市場向けに新製品 欧州向けはモデルチェンジ 井関農機2025年12月16日 -
農機の生産性向上で新製品や実証実験 「ザルビオ」マップと連携 井関農機とJA全農2025年12月16日 -
農家経営支援システムについて学ぶ JA熊本中央会2025年12月16日 -
7才の交通安全プロジェクト 全国の小学校に横断旗を寄贈 こくみん共済coop2025年12月16日 -
北海道上川町と未来共創パートナーシップ協定を締結 東洋ライス2025年12月16日


































