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2018.07.13 
豪雨被害地域では病害虫の早期発見・適時防除を一覧へ

・病害虫発生予報第4号を発表

 農林水産省は7月11日、「平成30年度病害虫発生予報第4号」を発表した。

 向こう1か月の主な病害虫の発生予察情報(発生予報)については次の通りだが、「平成30年7月豪雨」被害地域では病害が発生しやすいので、いつも以上に早期発見と適時防除をよびかけている。また農作物などの被害防止に向けた技術指導の徹底について、7月11日付で、同省農産安全管理課長や植物防疫課長などから通知が出されている。内容は被害防止等に向けた技術指導から。

【水稲】

 いもち病(葉いもち)の発生が、北海道、北陸、東海、四国の一部地域でやや多くなると予想されている。向こう1か月の予報では、降水量が全国的に平年並みか多くなると予想されており、同病に感染しやすい条件となるため、急激に発生するおそれがある。
 また、紋枯病の発生が南関東と北陸の一部地域で多くなると予想されている。同病は高温多湿条件で発生が助長されるので、今後の発生状況に注意すること。

 

【野菜・花き】

 ネギでは、アザミウマ類の発生が北東北と南関東の一部地域で多くなると予想されている。またアブラナ科野菜では、コナガの発生が北東北と東海の一部地域で多くなると予想されている。

 

【果樹】

(リンゴ)
 黒星病の発生が、北海道と北東北の一部地域で多くなると予想されており、秋田県からは注意報が発表されている。

(カンキツ)
 かいよう病の発生が、近畿と南九州の一部地域で多くなると予想されており、和歌山県では注意報が発表されている。また、ハダニ類の発生が東海と北九州の一部地域で多くなると予想されている。

(モモ)
せん孔細菌病の発生が、南東北、甲信、北陸、東海、近畿、中国の一部地域で多くなると予想されている。同病は春期に枝に形成された春型枝病斑(スプリングキャンカー)が伝染源となり、降雨や風により葉と果実へと次々と感染が拡大する。全国的に降水量が平年並み以上になると予想されており、同病の発生を助長する気象条件となるため注意が必要。

 

【果樹共通】

 果樹カメムシ類の発生が、東海、近畿、中国、四国、九州の一部地域で多くなると予想されている。同虫は気温の上昇とともに餌を求めて園地に移動し、カンキツやナシなどの果実を加害する。飛来が認められた場合は飛来初期から防除を実施すること。

 

【茶】
 ハマキムシ類の発生が、南関東と南九州の一部地域で多くなると予想されている。

 

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