ハスモンヨトウに警戒を 農水省2020年9月10日
農林水産省が9日発表した令和2年度 病害虫発生予報第7号は、野菜での病害虫への警戒も促している。ハスモンヨトウの発生が多くなることを予想し、確実な広がりをみせるツマジロクサヨトウにも注意がいるとしている。
野菜・花きに対する警報は今のところ出ていないが、一段下の「注意報」が、アブラナ科全般に付くハイマダラノメイガ(兵庫県、8月7日)と作物共通のハスモンヨトウ(島根県、9月8日)に対して出ている。
なかでもハスモンヨトウは、北東北、北陸、東海、中国、四国および九州の一部で今後の発生が多くなることを予想し、ほ場内の発生状況に注意して都道府県が発表する情報などを参考に、タイミングよく防除を行うよう求めた。
大豆の吸実性カメムシ類(北陸、東海、四国、北九州)やいちごの炭そ病も(東海、四国、南九州)今後の発生増加を予想している。
昨年7月に鹿児島県で初めて確認されたツマジロクサヨトウの全国的な広がりも今年の特徴だ。農水省の発表当日現在、すでに35県で発生が確認されており、今年8月には北海道でも初めて確認。新たな病害虫を発見した場合などが対象の「特殊報」第1号が同18日に出されている。
とうもろこしやソルガム、さとうきび、イネ科牧草、もちきび、はとむぎ、えん麦などイネ科作物のほか、しょうがなどに被害を及ぼすとされる病害虫だが、現段階で登録農薬はなく、疑わしい虫を見つけた場合などは都道府県病害虫防除所や最寄りの植物防疫所への連絡を求めている。
(関連記事)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 群馬県2025年8月27日
-
【注意報】ミナミアオカメムシ 県内全域で被害多発のおそれ 滋賀県2025年8月27日
-
自民党 農業構造転換推進委員会を新設 委員長に江藤前農相2025年8月27日
-
茨城の農協・生協ら 原発再稼働反対で集会 「東海第2の事故で住民避難はできない」2025年8月27日
-
松本空港事件と与那国問題は自分事【小松泰信・地方の眼力】2025年8月27日
-
農山漁村の価値創出に貢献する企業の取組 証明制度の検討開始 農水省2025年8月27日
-
国産農畜産物で料理作りに挑戦「全農みんなの子ども料理教室」開催 JA全農2025年8月27日
-
舞夢フォーラム開催 JA熊本中央会2025年8月27日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第112回2025年8月27日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」山梨県「たべるJAんやまなし」でBBQ食材を購入 JAタウン2025年8月27日
-
サカタのタネ 代表取締役社長に加々美勉氏が就任2025年8月27日
-
「令和7年8月20日からの大雨」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年8月27日
-
国内肥料資源活用の取り組み紹介 近畿のマッチングフォーラムに出展 朝日アグリア2025年8月27日
-
数量限定「キウイブラザーズ フィギュア付きパック」販売開始 ゼスプリ2025年8月27日
-
秋田県男鹿市と包括連携協定を締結 タイミー2025年8月27日
-
豊かな泡立ちとスキムミルクの保湿成分「こんせんくんの石けん」注文受付 パルシステム2025年8月27日
-
被爆・戦後80年 利用者や役職員93人が広島と長崎を訪問 パルシステム2025年8月27日
-
地域のライフラインとして頼れる存在に 新CM「北と南の少女」公開 コメリ2025年8月27日
-
次の100年に向けた定番商品「6Pチーズ 雪印北海道バター 入り」新発売2025年8月27日
-
公式インスタ開設3周年記念「カレー詰め合わせ」プレゼントキャンペーン実施 パルシステム2025年8月27日