食料安保強化へ「肥料安定供給確保調整官」を設置へ 農水省が来年度に向けて方針2022年8月24日
食料安全保障の強化が大きな課題となる中、農林水産省は2023年度に、肥料の安定供給体制の構築などを図るため、新たに肥料安定供給確保調整官(仮称)を設置する方針を決めた。
農水省は、肥料安定供給確保調整官について、農産局農産政策部技術普及課に増員の形で設置する方針で、来年度の財務省への組織・定員要求の中に盛り込む。食料安全保障の強化に向けて、肥料の安定供給体制の構築や堆肥等の国内資源の有効活用の推進などの業務に集中して当たる。
同省によると、ロシアのウクライナ侵攻などの影響でさまざまな資材価格が高騰し、肥料の安定供給が大きな課題となる中、肥料の確保に関する業務は膨大となっており、集中的に業務を担う担当官を置く方針を決めた。
また、同省はほかにも食料安保強化や農政改革の推進体制の強化に向けて、「みどりの食料システム戦略」を推進する現場を支援する地方組織の体制を強化することや、農地の集約を進めるため、改正農業経営基盤強化促進法に基づく地域計画づくりを推進する体制の強化も図ることにしている。
さらに、2030年の農林水産物・食品の輸出額5兆円の目標達成に向けて、輸出・国際局国際地域課に「海外連携推進室(仮称)」を設置して海外の支援体制の強化を図るとともに、輸出証明書の発給体制た地理的表示の不正使用の監視体制の強化を図る方針で、来年度の組織・定員要求に盛り込むことにしている。
重要な記事
最新の記事
-
(465)「テロワール」と「テクノワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月12日 -
いちご生産量日本一 栃木県産「とちあいか」無料試食イベント開催 JA全農とちぎ2025年12月12日 -
「いちごフェア」開催 先着1000人にクーポンをプレゼント JAタウン2025年12月12日 -
生協×JA連携開始「よりよい営農活動」で持続可能な農業を推進2025年12月12日 -
有機栽培39年 生産者が伝えた自然との共生「第24回女性農業者交流会」開催 パルシステム2025年12月12日 -
深川の自社物流施設空域を活用 ドローンショー「Xmas Night Canvas」開催 ヤマタネ2025年12月12日 -
高田農業高校生が育てたお米 新潟県上越市のふるさと納税返礼品に登場2025年12月12日 -
気候変動に強い「スーパーコシヒカリ」発売 ニューディメンジョンDNA研究所2025年12月12日 -
甘みたっぷり 季節限定「あんぽ柿」を販売開始 福島県国見町2025年12月12日 -
鰹と煮干しのWだし「技のこだ割り 和風だしカレー味」コンビニ限定発売 亀田製菓2025年12月12日 -
パイナップル加工を完全自動化 全自動皮むき・芯抜き機「FAP-3000」新発売 アストラ2025年12月12日 -
スイス・チューリッヒで「わさび栽培システム」導入 欧州で販売展開へ NEXTAGE2025年12月12日 -
サカタのタネのジニア「Profusion Double White Improved」AASで金賞受賞2025年12月12日 -
GI登録「プレミアム西わらび 醤油漬け」2025年版 数量限定で発売 岩手県西和賀町2025年12月12日 -
「第5回全国みかん選手権」最高金賞は和歌山県かつらぎ町「ゆら丸」日本野菜ソムリエ協会2025年12月12日 -
全農 全国共通おこめ券を臨時発行2025年12月11日 -
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】本質を冷静に踏まえる必要性2025年12月11日 -
カヤの実【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第368回2025年12月11日 -
野村不動産HD・農林中金と連携協定 農産物消費拡大を通じた地域活性化へ JA全農2025年12月11日 -
都内最大級の地チーズイベント「北海道地チーズ博2026」2月に開催 ホクレン2025年12月11日


































