福岡県が肥料価格上昇分の85%まで上乗せ助成へ 9月補正予算で緊急対策2022年9月20日
肥料価格の高騰が続く中、福岡県は肥料価格の上昇分を助成するなどの緊急対策を盛り込んだ補正予算案を編成した。国が肥料価格上昇分の7割を補てんする農家に対し、さらに15%を上乗せして助成する。国と県を合わせて価格上昇分の85%を支援することになる。
福岡県は緊急対策などの実施に向けて新たに一般会計の総額で800億円余りの補正予算案を編成し、9月県議会に提案した。
このうち「コロナ禍における原油価格・物価高騰等総合緊急対策」の中で、「ワンヘルス推進につながる化学肥料低減を支援」に約23億円を盛り込んだ。
化学肥料の低減に積極的に取り組む農業者に対し、今年6月から来年3月までに購入した肥料代について、国の「肥料価格高騰対策」の助成に県独自で上乗せ支援するもので、国の支援と合わせて肥料価格の上昇分の85%を支援する。
また、 飼料価格高騰の影響を受ける畜産農家への支援に向けて、県独自で飼料代を助成するため約13億2800万円を盛り込んだ。配合飼料と乾牧草について、今年7月から来年5月までに購入する飼料代について、基準価格から上昇した分の半額を補助する。
福岡県農林水産部は、「急激な肥料の高騰で農家の負担が増ており、化学肥料の削減に取り組む農家の方に対して幅広く支援していくことにした」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
飼料用米の支援 見直しを 財政制度等審議会が建議2025年12月3日 -
緑茶の輸出額 前年比2.3倍 農林水産物・食品の10月輸出実績2025年12月3日 -
JA貯金残高 108兆731億円 10月末 農林中金2025年12月3日 -
米の安定供給どう支える? 直接支払めぐり論戦 共助の「基金」提案も2025年12月3日 -
平和的国防産業の寿命【小松泰信・地方の眼力】2025年12月3日 -
【農と杜の独り言】第6回 野菜・あなたのお生まれは? 食の歴史知る機会に 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年12月3日 -
童門氏の「恕」 混迷時こそ必要 "協同のリレー" JCA客員研究員・伊藤澄一氏2025年12月3日 -
【異業種から見た農業・地域の課題】担い手が将来展望を描けること 金融×人材×資源で強靭な地域に 一消費者の視点から 元大蔵省・藤塚明氏に聞く2025年12月3日 -
ご当地牛乳「リソルホテルズ」でウェルカムドリンクとして提供 JA全農2025年12月3日 -
毎年大人気!希少な岐阜の「堂上蜂屋柿」を販売開始 JAタウン2025年12月3日 -
稲作生産者の生産現場に密着 生産者ドキュメンタリー動画を公開 JA全農2025年12月3日 -
JAタウン「ホクレン」北海道醸造の日本酒10商品「送料負担なし」で販売中2025年12月3日 -
冬休みの牛乳消費拡大を応援「メイトー×ニッポンエール 冬のおいしいミルクコーヒー」発売 JA全農2025年12月3日 -
「佐賀県産うれしの茶フェア」5日から全農直営19店舗で開催 JA全農2025年12月3日 -
病院経営の改善に求められる課題は? 「医療の質と生産性向上」セミナー 日本文化厚生連2025年12月3日 -
安全性検査クリアの農業機械 1機種7型式を公表 農研機構2025年12月3日 -
【人事異動】日本製紙(2026年1月1日付)2025年12月3日 -
鶴岡共乾施設利用組合第1回総会開く JA鶴岡2025年12月3日 -
【役員人事】井関農機(12月1日付、12月31日付、1月1日付)2025年12月3日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年12月3日


































