大豆生産 肥料費 前年比45%超高 2023年産生産費2024年9月10日
農林水産省が公表した2023年産の大豆生産費調査によると肥料費は前年産に比べて45.4%増加した。肥料価格の高止まりがうかがえる。
個別経営体の10a当たりの全算入生産費(資本利子・地代全額算入生産費)は、7万1073円で前年産に比べて5.6%増加した。
前年産の生産費は6万7320円で肥料価格の高騰などで7万円台にまで上昇した。肥料は10a当たり6365円が同9255円と45.4%も増加した。農業薬剤費は13.5%増となった。
農機具費は前年比で▲8.2%となり、全体では5.6%増となった。
60kg当たりの生産費は2万87円で前年産に比べて6.2%増加した。
10a当たりの収量は211kgで▲1.4%、労働時間は5.80時間で+4.3%となった。一経営体当たりの作付面積は4.7haで▲4.9%となった。
一方、組織法人経営体の全算入生産費は6万4702円で前年産に比べて8.5%増加した。農機具費も含めすべての費用が前年産より増加し、肥料費は31.1%増となった。
60kg当たりの全算入生産費は2万4073円で3.4%増となった。10a当たりの収量は161kgと個別経営体より50kg少ないが、前年より4.5%増えた。労働時間は6.55時間と2.0%増となった。
一経営体当たりの作付面積は13.8haで▲5.7%となった。
2023年産大豆の作付面積は15万4700ha、収穫量は26万tとなっている。現行の基本計画では2025年に32万tの生産努力目標を掲げている。
重要な記事
最新の記事
-
"強い農協"仲間と共に 元JA熊本経済連会長・上村幸男氏(1)【プレミアムトーク・人生一路】2025年6月19日
-
"強い農協"仲間と共に 元JA熊本経済連会長・上村幸男氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年6月19日
-
小さくなって人気が出たヒマワリ【花づくりの現場から 宇田明】第62回2025年6月19日
-
媒体取扱手数料を新設 農林中金2025年6月19日
-
国連が制定「サステナブルガストロノミーの日」記念祭を開催 AgVenture Lab2025年6月19日
-
【JA人事】JAあまるめ(山形県)佐藤一彦組合長を再任(6月8日)2025年6月19日
-
女の伝えたイモ・ホドイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第345回2025年6月19日
-
2年連続で減収 信頼回復に力 日本穀物検定協会2025年6月19日
-
配合飼料供給価格 トン当たり約2200円値下げ 令和7年7~9月期 JA全農2025年6月19日
-
ダイナミックフェア出展するやまびこジャパン 36Vの動力噴霧機やハンディーソー、ラジコン草刈機を紹介 JA全農いばらき2025年6月19日
-
JAぎふ稲羽支店がオープン JA全農岐阜2025年6月19日
-
いちご新規就農者研修生募集 JA全農岐阜2025年6月19日
-
営農支援フェア2025に2000人超来場 最新農機を展示・実演、セルフメンテナンス講習も実施 JAグループ宮城2025年6月19日
-
都市と農をつなぐ学びの場 大学生が企画「五感で学ぶ親子食育ツアー」開催 全国農協観光協会2025年6月19日
-
肥料価格高騰緊急支援で上限10万円の給付金 県内各所で説明会 千葉県2025年6月19日
-
GREEN×EXPO 2027の "応援の輪"広がる 横浜のイベントや赤レンガ倉庫で「Blooming RING」配布 2027年国際園芸博覧会協会2025年6月19日
-
非常食に新しい選択肢「お米でできた麺で食べる 米めん」シリーズ登場 ケンミン食品2025年6月19日
-
全国の『地牛乳』や国産牛肉を直売「第8回らくのうマルシェ」開催 全酪連2025年6月19日
-
坂口農園 「ありがとう」の文字入りメロン ふるさと納税返礼品に登場 石川県小松市2025年6月19日
-
プロ野球チーム「佐賀アジアドリームズ」ホームタウンの耕作放棄地で米づくり開始2025年6月19日