【2024総選挙】小里農相 細田自民農林部会長ら落選 自公過半数割れ 第50回衆院選2024年10月28日
第50回衆院選は10月27日に投開票され、与党の自民党と公明党の議席数は過半数を割り込んだ。
自民党は改選前の議席から65議席を減らし191議席、公明党は8議席減らし24議席で合わせて215議席。石破首相が目標としていた過半数の233議席に届かなかった。自民党が過半数を下回ったのは2009年以来、15年ぶりとなる。
小里泰弘農相は小選挙区で立憲民主党の野間健氏に敗れ、比例区での復活もならず議席を失った。
また、裏金問題への関与で党公認を得られなかった自民党農林部会長の細田健一氏は、新潟2区で立憲民主党の菊田真紀子氏に敗れ議席を失った。
一方、野党は立憲民主党が50議席増の148議席、国民民主党が21議席増の28議席、れいわ新選組が6議席増の9議席、参政党は2議席増の3議席となったが、日本維新の会は5議席減の38議席、日本共産党は2議席減の8議席となった。社民党は1議席を維持した。
与党が過半割れをしたことで石破首相は野党への協力を呼びかけるとみられる。
選挙前の各党の選挙公約のうち、農政では自民党は農業予算の拡充は掲げるものの、水田農業では需要に応じた生産という現行を路線を踏襲、公明党は合理的な価格形成を後押しすると現行農政の推進を訴えている。
一方、立憲民主党は農地に着目した直接支払い制度の導入、国民民主党は食料安全保障基礎支払の導入、日本共産党は米の生産費と販売価格の差額を補てんする制度の創設を掲げた。
当面の農政課題は、補正予算、年末の本予算のほか、来年3月に向けて食料・農業・農村基本計画を審議会が議論をしている。そのなかで水田農業の抜本的な見直しも行われることになっており、政権の枠組み次第では農政にも大きな影響を与える。
今回の衆院選で掲げた各党の農政公約は以下の記事から。
重要な記事
最新の記事
-
【JA人事】JAあまるめ(山形県)佐藤一彦組合長を再任(6月8日)2025年6月19日
-
女の伝えたイモ・ホドイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第345回2025年6月19日
-
都市と農をつなぐ学びの場 大学生が企画「五感で学ぶ親子食育ツアー」開催 全国農協観光協会2025年6月19日
-
非常食に新しい選択肢「お米でできた麺で食べる 米めん」シリーズ登場 ケンミン食品2025年6月19日
-
全国の『地牛乳』や国産牛肉を直売「第8回らくのうマルシェ」開催 全酪連2025年6月19日
-
坂口農園 「ありがとう」の文字入りメロン ふるさと納税返礼品に登場 石川県小松市2025年6月19日
-
プロ野球チーム「佐賀アジアドリームズ」ホームタウンの耕作放棄地で米づくり開始2025年6月19日
-
日本学生BtoB新聞広告大賞 金賞受賞 サタケ2025年6月19日
-
ビーチクリーン活動を実施 愛媛県「愛ビーチ制度」に基づき 井関農機2025年6月19日
-
皮ごと食べられる赤色のブドウ新品種「サニーハート」育成 農研機構2025年6月19日
-
農業ドローン最新機種を体験 無料セミナー&実演会 大分で開催 セキド2025年6月19日
-
年6回収穫も可能な水耕稲作「みずのゆめ稲」実証成功 あゆち2025年6月19日
-
日本一のメロンを堪能「道の駅ごか」でメロンフェア開催中 茨城県五霞町2025年6月19日
-
町長も太鼓判「北海道森町産トマトとパスタのカプレーゼ仕立て」新発売 セブンイレブン2025年6月19日
-
新理事長に西内良子氏 第32回通常総代会を開催 パルシステム埼玉2025年6月19日
-
次世代発電システム「マルチハイブリッドシステム10kVA」販売開始 やまびこ2025年6月19日
-
四半世紀を経て甦ったスピリッツ「KIRISHIMA MELT」2商品を新発売 霧島酒造2025年6月19日
-
宮崎県新富町産「生ライチ」のショートケーキ登場 カフェコムサ2025年6月19日
-
果実に当てるだけで糖度を測定 光センサーシリーズに「香酸柑橘」モデル新登場 アタゴ2025年6月19日
-
6月の環境月間 保育園児と考えるゴミ削減 足立区で出張講座開催 パルシステム東京2025年6月19日