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採卵鶏35万羽殺処分へ 鳥インフルエンザ 新潟で国内5例目2024年11月6日

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農林水産省は11月6日、新潟県で今シーズン国内5例目となる高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと発表した。

農場は同県胎内市の採卵鶏農場で約35万羽を飼養している。

5日に死亡羽数が増加しているとの通報を受けて県が簡易検査を実施したところ陽性と判明、6日に遺伝子検査で高病原性鳥インフルエンザであることが確認された。

新潟県では10月26日に国内3例目が確認されていた。

農場は分割管理を導入していないため35万羽が殺処分の対象となる。新潟県は殺処分など防疫措置支援のため自衛隊に災害派遣を要請した。

新潟県によると発生農場から半径3km以内の移動制限区域内には家きん農場が2戸、計約74万羽が飼養されている。半径3kmから10km以内の搬出制限区域内には10戸、計約84万羽が飼養されている。

小里農相は5日の会見で「今シーズンの高病原性鳥インフルエンザ発生農場における飼養羽数の国内全体に占める割合は、採卵鶏で0.3%となっており、現段階では国内の鶏卵の需給や価格に大きな影響が懸念される状況は生じていない」と話した。国内のどこで発生してもおかしくない状況に変わりはなく、警戒が必要だ。

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