10月の野菜生育状況と価格見通し トマト、たまねぎなど平年を上回る見込み 農水省2025年10月1日
農林水産省は9月30日、東京都中央卸売市場に出荷される10月の野菜の生育状況と価格見通しを主産地等から聞き取り、結果を公表した。10月はトマト、たまねぎ等の価格は平年を上回って推移することが見込まれる一方、キャベツ、レタス等の価格は平年並みで推移する見込み。
<主要野菜の生育、出荷および価格見通し>
◎だいこん
北海道産・青森県産に加え、千葉県産の出荷が増加。夏季の高温の影響により生育不良、歩留まりの低下等がみられる。北海道産は回復傾向にあるが、全体として、10月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
◎にんじん
主産地で夏季の高温、干ばつ、その後の降雨の影響により生育不良等がみられるが、大幅な出荷量の減少は見込まれない。10月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
◎はくさい
長野県産は7月下旬の降雨、高温の影響により生育不良等がみられる。生育は回復傾向にあるが、10月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
◎キャベツ
主産地の生育は概ね順調。10月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
◎ほうれんそう
主産地で、夏季の高温の影響により生育不良等がみられるが、回復傾向。全体として、10月前半の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移し、10月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
◎ねぎ
北海道産の生育は概ね順調。秋田県産・青森県産は夏季の高温、その後の降雨の影響により生育不良、歩留まりの低下等がみられ、回復傾向にあるが、10月の出荷数量は少なくなる見込み。
全体として、10月前半の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移。10月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
◎レタス
長野県産中心から、茨城県産中心の出荷へと切り替わる。
茨城県産は8月の高温、長野県産は7月下旬の降雨、高温の影響により生育不良等がみられていたものの、9月の適度な降雨の影響により生育は回復傾向。
全体として、10月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
◎きゅうり
福島県産の出荷が減少し、群馬県産・埼玉県産の出荷が増加する。
主産地で、夏季の高温の影響により生育不良、歩留まりの低下等がみられ、10月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
◎なす
群馬県産・栃木県産・茨城県産に加え、高知県産の出荷が増加する。
群馬県産・栃木県産・茨城県産は夏季の高温の影響により生育不良等がみられるが、栃木県産・茨城県産は回復傾向にあり、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。高知県産の生育は概ね順調。
全体として、10月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
◎トマト
北海道産・福島県産に加え、北海道産・福島県産・千葉県産は夏季の高温の影響により着果不良、歩留まりの低下等がみられ10月の出荷数量は少なくなる見込み。熊本県産は8月の豪雨の影響により定植の遅れがみられる。
全体として、10月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。
◎ピーマン
主産地で、夏季の高温の影響により生育不良等がみられ、10月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
◎ばれいしょ
主産地で、夏季の高温、干ばつの影響により小玉傾向。10月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
◎さといも
主産地で、生育は概ね順調。千葉県産は次期作の種芋を確保しながらの出荷となるため、10月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
◎たまねぎ
主産地で夏季の高温、干ばつの影響により小玉傾向となっている。春先までの供給を確保するために計画的に出荷を行っていることから、10月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。
◎ブロッコリー
北海道産・長野県産に加え、埼玉県産が増加する。
夏季の高温、干ばつの影響により出荷数量が減少していたが、気温の低下により回復傾向。10月中旬以降には埼玉県産の出荷が始まることから、10月前半の出荷数量・価格は平年並みで推移し、10月後半の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回って推移する見込み。
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