農政:全国会議員に聞く「どうするのかコロナ危機」
阿久津幸彦 立憲民主党 衆議院議員【緊急特集 全国会議員に聞く「どうするのかコロナ危機」】2021年9月24日
阿久津幸彦 衆議院議員
○阿久津幸彦
○立憲民主党 外務部会長
○衆議院議員
○選挙区:比例区東北
○出身地:東京都
【1】現在の政府のコロナ対策についての評価
(1)ワクチン接種の問題点と今後の課題
初動対応の遅れがひどかった。
日本製ワクチンの開発が現時点でできなかったので急ぐこと。
5~11歳の子どもたちに接種するかを、諸外国の例に学び、慎重に検討すること。
(2)医療体制の問題点と今後の課題
医療関係者は、2020年夏から休みもなく本当によく頑張った。
特に、菅政権下では政府分科会と連携がうまく取れなかったので改善を望む。
(3)国民生活や経済活動の規制への補償
自粛要請と補償はセットにすべき。時差があっても混乱を生む。
憲法を変えることなく、法整備の強化は可能だが必要性は感じられない。
(4)検査体制の拡充について
水際対策を含め、PCR・抗原検査等十分になされていない。オリパラ開催によってあけた穴は計り知れない。
【2】今後のコロナ対策についての提案
東日本大震災の復旧・復興から学ぶことは多い。
1.コロナ対策の一元化を行うため、総理直轄で官房長官トップの司令塔(例えば、「コロナ対応調整室」)を設置。
権限と役割を整理し、専門家チームとも連携強化する。
2.心のケア対策強化(至急);震災関連死ならぬ「コロナ関連死」を最小化すべき。
(cf:東大大学院仲田泰祐准教授の試算では、約6,200名がコロナ禍関連死)
具体策は、(1)ひとり住まいの高齢者等への見守り支援(2)国民全体への一律10万円特別定額給付金の再給付。
【3】コロナ禍で見えてきた日本の政治のあり方について思うことがありますか?
東日本大震災や阪神淡路大震災でもそうだったが、もともと存在し潜んでいたコミュニティの「脆弱部分」が顕在化してしまった。
コロナ禍で、より多くの影響を受けた方々に政治が向き合い不幸を最小化すべき。
キーワードは、貧困、格差、シングルマザー、ジェンダーギャップ、子ども、学生、ホームレス、外国人...etc
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日