売上高は前年同期比7.6%減の380億8700万円 クミアイ化学2017年6月9日
クミアイ化学工業(株)は6月8日、平成29年10月期第2四半期業績(平成28年11月1日~平成29年4月30日)を発表した。売上高は基幹製品「アクシーブ剤」の出荷減少もあり、前年同期比7.6%減の380億8700万円となった。
日本の農業は、「農林水産業の輸出力強化戦略」及び「農林水産物輸出インフラ整備プログラム」に基づき、農産物輸出拡大の取組みがなされ、「農業競争力プログラム」による成長産業化の促進と、農業者の所得向上を図る改革が試みられている。一方で、就農人口の減少・高齢化問題もあり、国内農業は大きな事業環境の変化を迫られている。
こうした情勢下で、同社グループは、1.持続的成長の維持、2.企業体質の強化、3.研究開発の促進、4.海外事業展開の推進、5.人材の育成と組織の強化、の5項目を重要方針として掲げ、事業を進めてきた。
結果、売上高は基幹製品「アクシーブ剤」の出荷減少などにより、380億8700万円(前年同期比31億2600万円減)、7.6%減となった。営業利益は、売上高の減少及びイハラケミカル工業(株)との合併に伴う費用の計上などから、29億1500万円(同4億8600万円減、14.3%減)となった。
一方、経常利益は為替差益の発生などから、45億2300万円(同1億6400万円増、3.8%増)となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は、経常利益の増加により33億4500万円(同2億7200万円増、8.9%増)となった。
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