新規ウンカ剤ピラキサルト含有の2箱剤の登録取得 協友アグリ2018年9月26日
協友アグリは、JA全農とデュポンが共同開発した新規成分ピラキサルトを含有する水稲育苗箱殺虫殺菌剤「防人(さきもり)箱粒剤」と「箱維新(はこいしん)粒剤」の登録を26日に取得した。
新規成分ピラキサルトは抵抗性をもつウンカ類にも卓効をしめすものとして、かねてよりウンカ類に悩まされている西日本を中心に生産現場で注目されており、9月21日に登録を取得した。
協友アグリが登録を取得した2剤はこのウンカ類に優れた効果を長期間持続するピラキサルトと、コブノメイガ等のチョウ目害虫に長期残効を有するクロラントラニリプロール、いもち病に高い効果を示すイソチアニルの3成分を含有する「防人箱粒剤」と、「防人箱粒剤」の3成分に紋枯病に優れた防除効果を持つフラメトピルを加えた4成分を含有する「箱維新粒剤」だ。
「防人箱粒剤」は、ウンカ類、コブノメイガから日本の稲を守る役目を果たす意気込みを込め、九州の地を守るために設置された「防人」になぞらえ命名し、「箱維新粒剤」は水稲の主要病害虫防除を1剤で長期間防除できることから「現状の防除体系を刷新する」という意味を込めて命名したという。
両剤は、協友アグリの取扱い品として、JAグループを通じての普及・発売として、2019農薬年度の上市を予定している。
(関連記事)
・水稲除草剤「マメット」適用拡大 協友アグリ(18.08.10)
・【人事異動】協友アグリで役員人事 (1月30日付)(18.01.31)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日