売上高14.3%増 クロップサイエンス部門で増収増益 バイエル2021年11月18日
ドイツ・バイエル社は11月9日、2021年第3四半期決算を発表。グループ売上高は前年同期比14.3%増の97億8100万ユーロで、特にクロップサイエンス部門は売上高と利益がともに増加した。
2021年第3四半期のグループ売上高は、為替およびポートフォリオの影響の調整後で14.3%増加し、97億8100万ユーロで、為替のプラス影響は6700万ユーロ。特別項目計上前EBITDAは16.4%増加して20億8900万ユーロとなった。EBITは、特別損失純額6億9400万ユーロ(2020年第3四半期:101億81百万ユーロ)の計上後で5億3000万ユーロ(2020年第3四半期:マイナス93億99百万ユーロ)となった。特別損失は主として全3部門の事業再編策に関連するもの。
当期純利益は8500万ユーロ(2020年第3四半期:マイナス27億4400万ユーロ)。一方、クロップサイエンス部門における事業の進展が主な要因となって、1株あたりコア利益は29.6%増加して1.05ユーロとなった。
農業関連事業のクロップサイエンス部門は、販売量と販売価格の大幅な上昇により、売上高は25.8%増の38億5000万ユーロまで増加。返品率の低下と遅れていたライセンス収入の受領を要因とする北米地域の売上増により、トウモロコシ種子および形質は特に力強く成長した。ライセンス収入は、害虫駆除の新形質「VTPro4」を発売したほか、販売量の増加と販売価格の上昇により、中南米地域でも売上高が増加。大豆種子および形質も、北米地域と中南米地域の伸びに牽引されて成長した。除草剤も売上高の大幅な増加を計上し、主にグリホサート含有製品の価格上昇と販売量の増加により、北米地域とヨーロッパ・中東・アフリカ地域で伸びを記録した。
クロップサイエンス部門の特別項目計上前EBITDAは、4億7100万ユーロ(2020年第3四半期:マイナス3400ユーロ)に増加し、マージンは12.2%。販売価格の上昇と販売量の増加、ライセンス収入の増加、および進行中の効率性改善プログラムからの貢献が、利益改善の主な要因となった。その一方で、特に売上原価の増加により利益が押し下げられた。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(154)-改正食料・農業・農村基本法(40)-2025年8月9日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(71)【防除学習帖】第310回2025年8月9日
-
農薬の正しい使い方(44)【今さら聞けない営農情報】第310回2025年8月9日
-
JA全農が千葉県成田市でドローン実演会 KDDIと提携で農業用ドローン活用を加速2025年8月8日
-
【特殊報】トマト立枯病 県内で初めて確認 山口県2025年8月8日
-
【注意報】水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2025年8月8日
-
【注意報】ナシにハダニ類 県下全域で多発のおそれ 鳥取県2025年8月8日
-
【注意報】いねに斑点米カメムシ類 全域で多発のおそれ 山形県2025年8月8日
-
農水省幹部 需要見通し誤りを謝罪 自民部会2025年8月8日
-
トランプ関税で支援求める 自民党対策本部でJA全中2025年8月8日
-
(447)孤独担当大臣と「チャッピー」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年8月8日
-
廃棄カキ殻を米・野菜・畜産飼料に再利用 万博で「里海のある未来」PR 瀬戸内かきがらアグリ推進協議会2025年8月8日
-
JAガソリンスタンド給油キャンペーン スマートウォッチや折り畳み自転車が当たる JA全農にいがた2025年8月8日
-
北海道上川の夏の恵み「JAグループかみかわフェア」開催 JA全農2025年8月8日
-
東京農大で「農作業事故体験VR」を活用 学生の安全意識向上と学びを支援 JA共済連2025年8月8日
-
2025年度JA営農指導実践熊本県大会開催 JA熊本中央会2025年8月8日
-
機能強化したピーマン収穫ロボット JA全農いわてに導入 AGRIST2025年8月8日
-
愛知県産メロン501玉 県内の全児童養護施設へ寄贈 JA愛知信連2025年8月8日
-
スマート農業体験イベントを開催 「農業WEEK」と連携 スマート農業イノベーション推進会議2025年8月8日
-
新米シーズンに向け新デザイン米袋3種を発売 アサヒパック2025年8月8日