売上高は30.4%増 2022年10月期第1四半期決算短信 クミアイ化学工業2023年3月13日
クミアイ化学工業は、2023年10月期第1四半期の決算短信(2022年11月1日~2023年1月31日)を発表した。
売上高は、化成品事業の販売が減少したが、農薬および農業関連事業の国内外向けの販売が好調に推移した結果、4275億円、前年同期比99億6300万円(30.4%)の増加。営業利益は、58億800万円、前年同期比23億7800万円(69.3%)の増加。経常利益は、為替差損が計上されたが40億3500万円、前年同期比8100万円(2.0%)の増加となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は、34億4500万円、前年同期比8億80(30.6%)の増加。また、海外向け売上高の割合は61.0%となった。
農薬および農業関連事業については、国内向けは、水稲用殺菌剤「ディザルタ剤」を含む箱処理剤、水稲用除草剤「エフィーダ剤」の販売が好調に推移。また、価格改定に伴う前傾受注の影響により前年同期を大幅に上回った。海外向けは、畑作用除草剤「アクシーブ剤」が北米、オーストラリア、アルゼンチン、ブラジルのいずれの主要販売国で、その除草効果の高さと良好な市場環境による需要の増加から出荷が大幅に伸びた。以上の結果、売上高は350億9000万円、前年同期比100億2700万円(40.0%)の増加。営業利益は58億1700万円、前年同期比26億2200万円(82.0%)の増加となった。
化成品事業については、中国、米国の景気減速により、ビスマレイミド類や一部のクロロキシレン系化学品の出荷が減少。一方、発泡スチロール、産業用薬品は前年同期並みに推移した。以上の結果、売上高は53億6100万円、前年同期比5億1500万円(8.8%)の減少。営業利益は1億8000万円、前年同期比2億3000万円(56.1%)の減少となった。
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