【年頭あいさつ 2026】大島美紀 バイエル クロップサイエンス株式会社 代表取締役社長2026年1月3日
JAcomでは、新年にあたり農林水産大臣をはじめ、JAグループ全国組織や農業関連団体のトップによる年頭あいさつを順次掲載する。食料安全保障の確保や農業を取り巻く環境の変化など、重要な課題が山積する中で、2026年に向けた各団体の考えと決意を伝える。
大島美紀 バイエル クロップサイエンス株式会社 代表取締役社長
新年明けましておめでとうございます。
年頭にあたり謹んでご挨拶申し上げます。
近年日本の農業は気候変動への対応、環境保全、食料安全保障の観点からも大きな変革が求められています。昨年は「食料・農業・農村基本法」改正直後の年として、農業の構造転換に向け大きな一歩を踏み出した1年でもありました。また、5年ぶりに農林業センサスが公表され、農業経営体数が大きな減少率を示し、生産者の減少と高齢化への対応が喫緊の課題であることが再認識されたことに加え、猛暑や米価など農業に関連する課題を一人ひとりがさらに強く意識する年であったと思います。
バイエルはミッション「Health for all, Hunger for none(すべての人に健康を、飢餓をゼロに)」のもと、クロップサイエンス部門の事業ビジョン「よりよい収穫を、さらに環境再生を」が描くリジェネラティブ農業の実現に向け、生産者/農業の持続的な発展、食糧安全保障、環境と調和のとれた食料システムに貢献するソリューション開発と普及に注力してまいりました。そのソリューションの柱となる戦略が「新規資材の開発と使用方法の拡充」、「テーラーメイド化による農薬使用量の低減」、「共創によるソリューション開発と新たな価値創出」です。
バイエルでは農薬メーカーの責任として安全性の追求は最も重要であると考えています。2021年度から農薬の再評価が始まっていますが、今後も安全性のさらなる向上を目指し、再評価が終わる前でも必要なことについては、ウェブサイトでの使用方法の紹介をはじめ、農薬の使用現場での啓発を継続的に取り組んでまいります。
私たちはこれまで「水田雑草 テーラーメイド防除®」という、雑草の発生状況に基づき単一成分剤を組み合わせた処方提案を通じて各圃場に最適な防除を実現し、生産者の皆様の作業の効率化・省力化、環境負荷の低減に貢献できる防除方法を普及してまいりました。昨年からは、「水田雑草 テーラーメイド防除®」の核となるウェブアプリケーション「my防除®」に新たに種子処理機能を追加し、水稲種子処理技術「バイエル シードグロース®」を用いた最適な防除レシピの提案も可能になりました。また、経年データの蓄積による処方の高精度化、機能の拡充により、生産者の皆様の作業の効率化と環境負荷低減の両面から、常に機能や利便性の向上を続けています。また、「Co-Creation -共創-」の一つの成果として水稲栽培における中干し期間延長時の雑草防除の最適化を支援した創出されたカーボンクレジット(J-クレジット)を購入しました。これにより、生産者の皆様に収益性強化と脱炭素を両立する最適な散布からカーボンクレジット創出までの一気通貫したソリューションとしての一つの道筋を示せたと感じています。
近年農業は厳しい状況に立ち向かうべく高温耐性品種、スマート農業、バイオスティミュラントなどの新しい技術革新と普及が加速しています。私たちは引き続き多様なパートナーの皆様との共創を通じてソリューション開発と普及を加速し、日本の農業の未来に向けて貢献してまいります。
最後になりましたが、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
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