農薬:防除学習帖
トマトの防除暦18【防除学習帖】第152回2022年6月3日
本稿では、トマトの様々な作型や地域での防除暦作成のための基礎資料として活用できることを目指して基礎防除暦の作成に取り組んでいる。今回から、作型別に月別の防除を整理していきたい。
時期は1月からスタートするが、この時期は厳冬期でもあり、促成や半促成の加温施設栽培では、トマトの栽培限界温度10℃前後でも発生する菌核病や灰色かび病に注意が必要な他は、病害虫の発生は少ない時期である。
前号でも紹介したが、トマトの作型別栽培作業の目安は以下のとおりであり、これをもとに防除暦案を作成していきたい。

1.一般栽培および抑制栽培
一般栽培や抑制栽培では、作物がないので、土づくりや土壌消毒を行うことはできるが、土壌消毒については、気温が低いと消毒効果が出にくかったりするので、作付の1か月前くらいに実施する方がよい。ついては、土壌消毒の記述は気温が上昇する3月以降に記載することとし、1月・2月の防除関連作業はない。
2.促成栽培および半促成栽培
1月、2月は前年に定植したトマトの収穫が続いている時期である。この時期に発生するのは菌核病や灰色かび病であるので、それらの防除を記載する。
防除内容は、耕種的防除・生物的防除および化学的防除に分けて記載し、それぞれの使用する薬剤と希釈倍数、並びに使用上の注意を記載する。
この時期は毎日収穫があることを考え、収穫前日までに使用できる農薬のみを記載することとし、希釈倍数と本剤の使用回数を併記することにした。成分別の使用回数は、別表の一覧で確認してもらう形とした。


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