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農薬:防除学習帖

みどり戦略に対応した防除戦略(29)【防除学習帖】 第235回2024年2月3日

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令和3年5月に公表され、農業界に衝撃を与えた「みどりの食料システム戦略」。防除学習帖では、そこに示された減化学農薬に関するKPIをただ単にKPIをクリアするのではなく、できるだけ作物の収量・品質を落とさない防除を実現した上で、みどりの食料システム法のKPIをクリアできる方法がないかを探ろうとしている。

現在、散布回数の多い果樹を検討するためナシを題材に検討を進めている。果樹も水稲と同様に防除暦が整っている作物ではあるが、暦の内容が地域によって異なるため、一律的なリスク低減方策を示しにくい作物であることから、栽培ステージごとに一般的なリスク換算量低減方法の検討を試みようとしている。
今回は、新梢発育停止期~梅雨明け期の病害防除について検証してみる。

1.新梢発育停止期~梅雨明け期の病害防除
この時期に発生する主な病害は、黒星病、輪紋病、炭疽病であるが、気温が高くなると黒星病や炭疽病はやや小康状態になるので、これらの病害の発生状況に注意しつつ、輪紋病対策を中心に防除を行う。
輪紋病対策は、SDHI含有剤剤やQoI含有剤など、同時防除が狙える薬剤も多いので、発生状況に応じて薬剤を選択する。

2.新梢発育停止期~梅雨明け期の病害防除の実際
以下にモデル防除暦を示した。基本的に系統の異なる殺菌剤をローテーションで使用する。

検討対象ナシ防除暦

3.リスク換算量削減方策
この時期も黒星病や炭疽病の感染リスクは無くならないので発生状況には十分に注意を払いながら、輪紋病防除を中心に効果最優先で薬剤を選ぶようにする。
その上で、あえてリスク換算量を減らすなら、他の時期と同様に次のような方法が考えられる。
①作用性の異なる薬剤の中からリスク換算量の少ないものを選んでローテーションで使用する。
②希釈倍数が複数ある場合は薄い方でも十分に効果があると判断される場合に限り選択する。
③1剤で複数の病害に効果のある薬剤を基本防除に組み入れる。

摘果期に使用する殺菌剤のリスク換算量試算表

摘果期に使用する殺菌剤のリスク換算量試算表

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