第9回JAグループ国産農畜産物商談会を開催2015年3月12日
3月10日・11日の両日、JAグループ(JA全農、JAバンク、JA全中)の主催で、東京国際フォーラム展示場において、「第9回JAグループ国産農畜産物商談会」が開催された。
JAグループは、消費者に安全・安心な国産農畜産物を安定的に提供することや、担い手生産者の育成・支援を行うことで、農業の生産振興と農業所得の増大を図り、元気な産地づくりと地域のくらしに貢献するため、組織を挙げて取り組んでいる。
この商談会は、回を重ねるごとに商談件数も増加し、多くの実需者から「全国の優れた農畜産物やJAと出会える場」としての評価を得ている。
商談会の開催にあたり、JA全農の中野吉實会長は出展者、実需者、来賓各位に謝辞を述べ、「通常国会において農協改革が大きく取り上げられているが、全農に対しては国産農畜産物の販売強化が求められている。これまでのJAグループの取り組みは、農産物を安定的に生産して、市場に供給することに注力してきた面もあったが、これからはマーケティングの発想に立って取り組んでいくことが重要」と述べた。 また「今回の商談会には、全国のJAグループ、農業関係団体、生産者など175者が193ブースに亘り出展し、過去最高の数となった。各出展者が切磋琢磨し、安全・安心で地域色溢れた自慢の商品を、実際の取引に繋げて欲しい。商談会を更に稔りあるものにするためには、来場者の声をもっと商品に反映させていく努力が必要」と実需者・消費者のニーズに応えることの重要性を強調した。
中野会長は続けて「今、我が国の農業が置かれている状況は、まさに世界に向けて羽ばたいて行け、という要求であると考えている。この商談会を成功させ、その先にある大きな世界に向かって、我々が自慢するものをお薦めしていきたい」と国産農畜産物の輸出に向けての意欲を述べ、挨拶を結んだ。
新しい取り組みとして「JAグループ6次産業化商品コンテスト」なども開催され、各ブースとも終日大勢の実需者・来場者で賑わった。
(写真)
上:中野吉實・JA全農会長
下:商談会の風景
(関連記事)
・JAグループ国産農畜産物商談会開催 1100アイテム以上出品(2015.03.04)
・JA常陸「米発酵アイス」が大賞 6次産業化(2015.02.17)
・組合員の負託、消費者の期待に応える 全農(2015.01.07)
・全農が全日食と業務提携 Aコープ強化で(2014.10.15)
・「全農ブランド」95アイテムを追加(2014.08.21)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(164)-食料・農業・農村基本計画(6)-2025年10月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(81)【防除学習帖】第320回2025年10月18日
-
農薬の正しい使い方(54)【今さら聞けない営農情報】第320回2025年10月18日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第114回2025年10月18日
-
【注意報】カンキツ類に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(1)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(2)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(3)2025年10月17日
-
25年度上期販売乳量 生産1.3%増も、受託戸数9500割れ2025年10月17日
-
(457)「人間は『入力する』葦か?」という教育現場からの問い【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月17日
-
みのりカフェ 元気市広島店「季節野菜のグリーンスムージー」特別価格で提供 JA全農2025年10月17日
-
JA全農主催「WCBF少年野球教室」群馬県太田市で25日に開催2025年10月17日
-
【地域を診る】統計調査はどこまで地域の姿を明らかにできるのか 国勢調査と農林業センサス 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年10月17日
-
岐阜の飛騨牛や柿・栗など「飛騨・美濃うまいもん広場」で販売 JAタウン2025年10月17日
-
JA佐渡と連携したツアー「おけさ柿 収穫体験プラン」発売 佐渡汽船2025年10月17日
-
「乃木坂46と国消国産を学ぼう!」 クイズキャンペーン開始 JAグループ2025年10月17日
-
大阪・関西万博からGREEN×EXPO 2027へバトンタッチ 「次の万博は、横浜で」 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月17日
-
農薬出荷数量は0.5%増、農薬出荷金額は3.5%増 2025年農薬年度8月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年10月17日
-
鳥取県で一緒に農業をしよう!「第3回とっとり農業人フェア」開催2025年10月17日
-
ふるさと納税でこどもたちに食・体験を届ける「こどもふるさと便」 IMPACT STARTUP SUMMIT 2025で紹介 ネッスー2025年10月17日