7月の外食全体売上 2か月ぶりに前年上回る JF2015年8月28日
(一社)日本フードサービス協会(JF)は、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査平成27年7月度の集計結果をまとめ、8月25日に発表した。
7月は梅雨や台風の影響があったが、梅雨明け後は外食需要も回復傾向となり、外食全体の売上げは101.9%と2か月ぶりに前年を上回った。
業態別概況は次の通り。
【ファストフード】
全体売上は100.1%と前年を上回った。しかし洋風は、食の安全問題から抜け出せず、客数が93.4%で、売上げは96.3%と低迷のままだ。
和風は客数が92.5%と厳しいが、新規の夏メニューが好評で、売上げは103.4%となった。麺類は夏季メニューのスタミナ商品や冷たい商品が好調で客数・客単価ともに伸び、売上げは108.0%だった。その他、TV・CM等キャンペーンが影響し、アイスクリームやカレーで売上げが伸びた。
【ファミリーレストラン】
全体売上は104.7%で、27か月連続して前年を上回った。スタミナ回復のイメージのある焼肉は、売上げが112.1%と好調。
【パブ・居酒屋】
パブ・ビアホールは関東地方の梅雨明けが昨年より早かったこともあり、売上げは堅調で103.8%。居酒屋は、引き続く店舗削減で、客単価・客数も落ち、売上げは94.9%だった。
【ディナーレストラン】
客単価の上昇が続いており、売上げは108.2%だった。
【喫茶】
台風の影響を受けたものの、夏の商品で客単価が伸び、売上げは102.7%だった。
(関連記事)
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