ファミレス好調も全体売上げ伸びず 4月度の外食産業2015年5月26日
日本フードサービス協会は、協会会員を対象とした外食産業市場動向調査27年4月度の集計結果をまとめた。
4月は、前半の天候不順が客足に影響したが、後半は好天に恵まれ需要は回復基調となった。しかし、ファミリーレストラン(FR)、ディナーレストラン(DR)などが概ね好調を維持する一方で、ファストフード(FF)洋風では依然として売上げの低迷が続き、外食全体の売上げは、前年同月比97.3%と2カ月連続して前年を下回った。
業態別の動向は以下の通り。
【ファストフード】
全体の売上げは92.7%と5カ月連続して前年を下回っている。なかでも洋風は異物混入問題等の影響が残り、売上げは84.5%と大幅なマイナスとなった。
一方、和風は引き続き客数は減少しているが客単価の上昇で売上げは101.9%と前年を上回った。麺類も新メニューと店舗増で客数・客単価ともに伸びて売上げは109.8%とFFのなかでもっとも好調だった。
持ち帰り米飯・回転寿司は花見需要が3月に傾いたこと、4月前半の雨天・低温の影響で売上げは93.1%とマイナスになった。
【ファミリーレストラン】
全体の売上げは103.2%と24カ月連続して前年を上回っている。営業時間の短縮で中華の客数が前年を下回った以外は、すべての業種で客数・客単価・売上げが前年を上回り、引き続き好調に推移している。
【パブ・居酒屋】
パブ・ビアホールが月後半の好天・高温で売上げが101.8%となる一方で、居酒屋は店舗数削減が続いている影響もあって売上げが92.1%と低調で、全体売上げは93.7%と低迷している。
【ディナーレストラン】
新規出店による客数増と一部大型店や中価格商品の売れ行きが好調で、全体の売上げは104.6%と引き続き好調を維持している。
【喫茶】
新商品の積極導入やSNSによる販促などで客単価が上がり、売上げは101.8%と前年を上回った。
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