薬膳の貴重なデータを網羅 「薬膳市場データーブツク2016」 国内薬膳市場に関する調査概況2016年9月26日
加藤一郎(前全農代表理事専務)
2015年から2016年に実施した「国内薬膳市場に関するマーケット調査」の成果を取りまとめ、全国の薬膳研究家や薬膳関連団体、薬膳料理を提供する企業・病院をはじめ、生薬を栽培する農業関係者や地方公共団体などの活動情報を記載しデータブツク化した書籍である。
「これから薬膳ビジネスをはじめたいがどこに連絡をしていいかわからない」、「薬膳業界の全体像を把握したい」、「薬膳に関わっている人・団体・企業などと横のつながりをつくりたい」などなどの様々なニーズに対して本書1冊で薬膳に関する情報を俯瞰できる内容となっている。
巻頭は三名の薬膳研究家へのインタビューで(社)国際薬膳食育学会理事長の板倉啓子氏の薬膳の魅力、薬草の国産化の取り組みのなど氏の熱意が語られている。
第1章「薬膳の歴史・文化をひも解く」"食療""食養"の系譜
第2章「薬膳によく使う生薬」
第3章「中国の薬膳」では会員が拡大中の(社)漢方産業化推進研究会(代表渡辺賢治慶応義塾大学教授)の「漢方」を新たな産業として確立するための政策提言、バリューチェーンの構築の取り組みが寄稿されている。
第4章「薬膳に関わる人・企業・団体等」
第5章「薬膳に『かかわる情報一覧』
本書は貴重なデータを網羅しているが、漢方、薬膳を普及するため目的としては、本書が定価17,800円と高価すぎること、また薬膳に使用される生薬の名称、効能が漢字のみで記載され難解であることを感じる。次回の刊行に改善を期待したい。
発行:(株)美容経済新聞社 産業調査部(中医・漢方編集部編纂)
定価17,800円、
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