年始需要好調で売上げ前年上回る 外食産業29年1月度動向2017年3月2日
(一社)日本フードサービス協会は、会員会社を対象に外食産業市場動向調査を実施しているが、このほど29年1月度の集計結果をまとめた。
1月は、地域によっては大雪や冷え込みが厳しく客足に影響がでたところもあったが、正月3が日を中心にした年始需要がおおむね好調で、全体の売上げは102.4%と5カ月連続して前年同期を上回った。
業態別の概況は以下の通り。
【ファーストフード】全体売上げは客数が103.4%と伸びたこともあって、104.2%と引き続き前年を上回っている。「洋風」は消費者参加型プロモーションや期間限定商品が客数を105.7%と押し上げ、売上げが105.6%と伸びた。「和風」はサイドメニューなどが好調で売上げは103.2%となった。「麺類」は積極的な出店(104.2%)で客数が103.1%と伸び、売上げも103.6%となった。また、「持ち帰り米飯・回転寿司」は、正月のテイクアウトが好調で売上げは101.6%。「その他」は、カレーが年末の価格改定で客単価があがり売上げが103.1%となった。
【ファミリーレストラン】全体の売上げは100.8%とわずかに前年同期を上回った。業種別にみると「洋風」は高単価商品や季節メニューの健闘で売上げ101.0%と堅調に推移。「和風」は、店舗数(98.3%)、客数(97.2%)が減少し、売上げは98.2%と前年を下回った。「中華」は悪天候の影響で客数が減った店もあったが販促キャンペーンなどに支えられ売上げは100.8%と前年をわずかに上回る実績を確保した。
「焼き肉」は、年始需要が概ね良好で、売上げは104.7%と好調を堅持している。
【パブ・居酒屋】全体売上げは「居酒屋」の売上げが依然として伸びず、95.3%と伸び悩んでいる。
業種別には「パブ・ビアホール」は、既存店実績は前年に届かなかったが、店舗増(104.3%)で売上げが101.6%と前年を上回った。「居酒屋」は引き続き店舗数減(95.2%)に加えて、成人の日の宴会が減ったところもあって、売上げは93.9%に止まった・
【ディナーレストラン】曜日回りの影響を受けた店、価格設定を見直し好調な店など、各社で業績はまちまちだが、全体売上げは店舗増(103.5%)で103.5%と前年を上回っている。
【喫茶】付加価値のある季節メニューの販促、独自のプリベート式カードの受入が奏功して客単価が上昇(102.3%)し、売上げは102.5%と8カ月連続して前年を上回っている。
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