食品表示は「見やすく、分かりやすく」 日本公庫2018年9月21日
消費者は食品に対して「見やすく、分かりやすい」表示を望んでいる。日本政策金融公庫(日本公庫)農林水産事業の平成30年度上半期消費者動向調査で分かった。9月20日発表した。
食品表示への要望では「文字を見やすくしてほしい」(47.7%)、「分かりやすい言葉を使ってほしい」(40.9%)の順で多い。また、「表示項目を増やし、内容を充実させてほしい」(14.6%)が14年調査より増えているが、半面「表示項目を減らしてほしい」(5.8%)も増えており、相反する傾向を見せている。
また食品表示の確認については、「必ず確認している」(20.7%)が14年調査に比べ12.9ポイント低下した一方で、「ほとんど確認していない」(15.7%)は12.2ポイントも大幅に上昇している。男女別では女性の方がよく確認している。
表示で重視するのは「原産国名・原料原産地」(6割以上)、「消費期限または賞味期限」、(5割前後)、「原材料名」の順で多かった。特に「添加物」に関しては、女性の関心が高かった。
なお、食品表示への信頼性は高まっており、最近信頼が高まった、あるいは以前から高いとの回答は、生鮮食品で44.4%、加工食品で40.9%。一方、以前から信頼が低いとの回答は、同10.6%、12.3%だった。
調査は今年7月、全国の20歳~70歳代の男女各1000人を対象にインターネットで行った。
(関連記事)
・食料が速やかに届くプッシュ型支援を実施 北海道胆振東部地震(18.09.10)
・担い手や法人向けの新たな保障・サービスを開始 JA共済連・共栄火災(16.01.26)
・「加工食品に不安」8割 日本公庫が意識調査(14.09.25)
重要な記事
最新の記事
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【注意報】ピーマンにアザミウマ類 県内全域で多発のおそれ 大分県2025年7月10日
-
【注意報】トマト、ミニトマトに「トマトキバガ」県内全域で多発のおそれ 大分県2025年7月10日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年7月10日
-
【特殊報】メロンにCABYV 県内で初めて確認 茨城県2025年7月10日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】コメ増産こそが自給率を向上させる~輸入小麦をコメで代替すれば49%2025年7月10日
-
【第46回農協人文化賞】地道な努力 必ず成果 経済事業部門・愛知県経済連会長 平野和実氏2025年7月10日
-
【第46回農協人文化賞】全ては組合員のため 経済事業部門・宮崎県農協副組合長 平島善範氏2025年7月10日
-
ジネンジョとナガイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第348回2025年7月10日
-
【2025国際協同組合年】SDGsと協同組合 連続シンポジウム第4回2025年7月10日
-
備蓄米 コンビニの7割で販売を確認 7月9日時点 農水省調査2025年7月10日
-
【人事異動】農水省(7月11日付)2025年7月10日
-
水稲の斑点米カメムシ類 多発に注意 令和7年度病害虫発生予報第4号 農水省2025年7月10日
-
【JA人事】JA加賀(石川県)新組合長に道田肇氏(6月21日)2025年7月10日
-
【JA人事】JA新みやぎ(宮城)新組合長に小野寺克己氏(6月27日)2025年7月10日
-
「田んぼの生きもの調査」神奈川県伊勢原市で開催 JA全農2025年7月10日
-
「米流通に関するファクトブック」公開 米の生産・流通など解説 JA全農2025年7月10日
-
「おかやま和牛肉」一頭買い「和牛焼肉 岡山そだち」ディナーメニューをリニューアル JA全農2025年7月10日
-
本日10日は魚の日「呼子のお刺身いか」など150商品を特別価格で販売 JAタウン2025年7月10日
-
転炉スラグ肥料がイネの発芽・発根・出芽を促進 農研機構2025年7月10日