防災機能を備えた配送センター コープみらい「コープデリ東糀谷センター」2020年3月17日
コープみらいは3月16日、商品を組合員に届ける配送センター「コープデリ東糀谷(ひがしこうじや)センター」(東京都大田区東糀谷)を開設した。同生協初の多層階構造で災害発生時の防災機能を備えている。
外観(スロープ側)
同センターは、都心狭小地を有効活用した、コープみらい初の自走式駐車場付き多層階構造(4階建て)となっている。コープみらいはこのセンターの開設により、東京南部湾岸エリア(大田区・品川区・港区・渋谷区)の配達コースの再編を行い、業務効率の改善を目指す。
備蓄庫に保管している飲料水
また、コープみらいと糀谷地区自治会連合会は、2018年7月に防災対策に関する協定を締結している。このため同センターは、非常用飲料水を保管する備蓄庫の設置、自治会主催の防災訓練への参加のほか、津波や高潮の発生などの災害時にはセンターを避難塔として地域住民に開放するなど、地域の防災拠点としての役割を積極的に担う。
同センターの概要は次のとおり。
▽所在地 東京都大田区東糀谷5-23-1
▽敷地面積 2550.82平方メートル
▽延べ床面積 6596.60平方メートル
▽建物 4階建て鉄骨構造(1~3階倉庫、4階事務所、屋上駐車場)、自走式駐車場付き
▽主な防災機能・設備
○津波や高潮の発生時の避難塔として、地域住民の受け入れ(夜間でも入場可能)
○1階に非常用備蓄庫を設置(協定に基づき、備蓄庫の鍵を自治会に預託)
○備蓄庫に500mlの飲料水を3000本常備し、非常時に配布 ※防災訓練時に配布して新しい飲料水に更新
○BCP(事業継続計画)対応として、自家使用の電力(一部)を確保するための太陽光発電パネル・蓄電池・小型発電器を設置、車両電源を活用するための車載インバーターを配送トラックに設置、受変電設備を高層階に設置
写真下:津波や高潮発生時には避難塔となる。
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