5月の消費意欲は調査開始以来最低 来月の消費予報 博報堂生活総研2020年4月28日
博報堂生活総合研究所は4月24日、5月の消費意欲指数を発表した。5月は例年、大型連休のため消費意欲が高まる月だが、今年は新型コロナウイルスの影響が直撃し、消費意欲指数は調査開始以来5月として最低値となった。
来月の消費予報
調査は、20~69歳の男女1500人を対象に「来月の消費意欲」を点数化したもので、7都府県への緊急事態宣言発令直前の4月2日~6日に実施。5月は前月比マイナス2.8ポイント、前年比マイナス5.0ポイントの42.5点でいずれも2ポイント以上低下した。
◎外出に関わる意欲が大きく低下
消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、例年多くの回答が挙がる「ゴールデンウィークがあるから買い物をしたい、出かけたい」や「服が欲しい」など季節消費に関連する意見が減少。
一方、新型コロナウイルスに関連する、消費にネガティブな意見は前月の倍以上に増加した。特に「感染の不安や自粛のため外出・買い物できない」、「感染拡大の影響で意欲がわかない」など、外出できないことを挙げる意見が増えている。
特に買いたいモノ・利用したいサービスの前年比をみても、家飲みのアルコールなど「飲料」や、トイレットペーパー、マスクなど「日用品」はプラスとなる一方、「旅行」「レジャー」「外食」「ファッション」は大幅に減少。外出に関わる消費は大きく落ち込むとみられる。
◎30代以上を中心に幅広い層でマイナス志向
4月の消費予報では、新型コロナウイルスの影響は、女性やファミリー層が中心だったが、5月は、男性・女性ともに前年から大きくマイナスとなった。また、年代別でも全ての層で低下しており、特に30代以上の前年比の落ち込みが30代でマイナス4.3ポイント、40代、50代はともにマイナス6.6ポイントと顕著。また、消費意欲指数の理由でも、新型コロナウイルスに関連する、消費にネガティブな意見は30代以上のいずれの年代からも100件以上あり、幅広い層に影響が広がっていることがうかがえる。
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