伊豆の生産者を守り地域農業を活性化 クラウドファンディングで支援募集2020年5月11日
株式会社村の駅(静岡県三島市)が運営する農産物直売所「伊豆・村の駅」は、新型コロナウイルスの影響で販路が減った地域の生産者を守り、応援するため、クラウドファンディング「CAMPFIRE」を活用した支援を6月11日まで募集している。
とうもろこし生産者
110人の生産者と契約する同社は、地域の生産物を販売するとともに、地域農業の活性をめざし「とうもろこしプロジェクト」を行っている。今回は同プロジェクトで生産されたとうもろこしを支援者へのリターンとして送る。
「とうもろこしプロジェクト」は、伊豆・村の駅の若手農業者で組織された村の会青年部で、「10年後の地域農業の活性」のため、とうもろこしのブランド化をめざして2016年に立ち上げた。
静岡県西部のとうもろこし農家を視察して作り方を学び、種苗会社との連携や、畑の巡回を繰り返し、栽培方法の研究を重ねてきた。現在は、新規就農者や若手農業者の20人が、2万平方メートルの畑を確保し、粒が大きく、みずみずしい味わいが特徴の「村のコーン(ゴールドラッシュ)」を栽培。生産者にとっては、端境期の畑の有効活用となり、一反あたりの農業収入の拡大にもつながっている。また、収穫したとうもろこしは、毎年、近隣住人や観光客に人気でリピーターも増えているという。
今回、クラウドファンディングで集まった支援金は、地域の生産者の支援と、一部「とうもろこしプロジェクト」を継続するための費用に充てる。
目標金額は60万円、募集は6月11日まで。
とうもろこし販売
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