桃の木に願いをかける「願掛桃EMA」 数量限定で予約受付中2020年5月14日
フルーツの販売デザインを手掛けるRucci Fruits Design Studio(山梨県笛吹市)は、絵馬のように願いを掛けられる桃「願掛桃EMA」の予約注文を5月31日まで数量限定で受け付けている。
「願掛桃EMA」は、桃の栽培における農作業の果実袋かけに「願いを掛ける」というサービスを取り入れた桃の新たな販売方法。購入者の願い事を果樹袋 に記載し、農家がその果樹袋を桃の実に「袋かけ作業」として掛け、実が大きくなったら畑に神社の宮司を呼んで、願いが成就されるよう除袋された果樹袋を「御焚上」してもらう。さらに、その桃の木から、5%しか収穫できない最高級グレードの桃を選び、食べた後には桃の種を入れる織物袋を付けて購入者に届けるというサービスだ。
「願掛桃」が収穫されるのは、日本一の桃の生産用を誇る「桃源郷」山梨県笛吹市。果樹栽培に適した笛吹市の桃は山梨県内でブランド桃となっている。また、古事記にも登場する桃は、イザナギノミコトが黄泉の国からの追手を桃を投げつけて退散させるなど、古くから厄除けや縁起のよい食物として珍重されている。
こうした、おいしさだけでない桃の魅力を伝える企画として、同社は昨年から「願掛桃」を進めてきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて「こんな時だからこそ、願いを掛けた桃で笑顔になってもらえれば」と考えこのタイミングでの販売開始を決めた。
一方、趣向品に分類される桃は、今後大幅出荷減が予想される上、昨年はせん孔細菌病の大流行で山梨県の桃農家は多大な被害を受けた。願掛桃の開発に協力している若手農家も桃の木の植え替えを余儀なくされていることから、この商品をクラウドファウンディングサイトに出品し、収益の一部を桃農家に苗の購入費として寄付するという。
願掛桃EMAは、7月上旬から8月中旬の発送を予定。「願掛桃EMA/1個詰セット」は5500円、「願掛桃EMA/2個詰セット」は8800円。いずれも税込、送料込。
絵馬のように願いを掛けられる桃「願掛桃EMA」
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