開発不要でネットスーパーを立ち上げ 新サービス開始 10X2020年5月29日
食品流通市場のデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速を進める10X(東京都中央区)は、小売・流通事業者向けに開発不要でネットスーパーを立ち上げられるサービス「Stailer(ステイラー)」の提供を開始。同時に、DCM Ventures、ANRI、個人投資家を引受先とし、総額3億円の資金調達を実施した。
同社は、資金調達により2017年の創業からの累計調達額は6.1億円となる。今回調達した資金を元に、小売事業者へのStailer導入を推進する。
開発不要でネットスーパーを立ち上げられるStailerは、ネットスーパー事業の立ち上げ・運営を行う小売・流通事業者を対象に、システムを置き換え、便利な顧客体験を実現するサービス。長期的にネットスーパー事業を成長させるために必要なAPI、データベース、エンドユーザー向けのアプリ、分析ツールといったシステムをフルセットで提供する。
開発不要でネットスーパーを立ち上げられるStailer
すでにネットスーパーを運営中の事業者にとっては、既存のシステムの改修を必要とせずに利便性の高いスマートフォンアプリを提供することができ、ユーザー層の拡大や継続率の向上をサポート。また、新たにネットスーパーを展開する事業者にとっては、既存の商品データをStailerと連携するだけで、ラストマイル配送やドライブスルー受け取りに対応したネットスーパーの展開が可能となる。同時に、必要なパートナー選定やシステム連携なども同社がサポートし、スムーズな立ち上げが可能となる。
昨今は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、日本ではネットスーパーの利用者数が増加。また、食品小売事業者は、拡大する需要に対応するため、DXの必要性が高まっている。一方、日本のスーパーマーケット市場は13兆円の規模に対しネットスーパー導入店舗は3.7%と低水準にある。
この背景には、店舗ごとに商品在庫・配送枠等を管理する複雑なシステム構成やそのレガシー化、小売・流通事業者のDX人材不足などの課題が事業環境変化への対応の遅れにつながっている。
同社ではこうしたレガシー化した旧来のシステムに起因する変化に対応できない状況を解消するシステムとしてStailerを展開していく。
Stailerの特徴
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