抗生物質・成長ホルモンフリー フィンランド産豚肉が日本初上陸2020年6月1日
日鉄物産(東京都港区)の食糧事業本部は5月29日、日本で初めて、フィンランドのAtria社が生産する抗生物質・成長ホルモンフリーの豚肉の販売を始めたと発表した。
森と湖の国、フィンランド産ポークの輸入が始まった
同社は、2月からAtria社の豚肉の輸入を始め、日本大手外食チェーン店への販売を4月から開始した。
「森と湖の国」と呼ばれ、きれいな空気と水が豊富なフィンランドは、政府が外部から病気の媒介になりうるものを厳しく監視しているため動物の疾病拡大がほとんどなく、農薬や抗生物質をほとんど使わずに健康な豚が育つ環境がある。
また、健康な豚の生育に必要な腸内環境を崩す大きな原因は、飼料由来のサルモネラ菌といわれるが、フィンランドは国として畜肉のサルモネラフリーを保証しており、畜肉生産においては世界でもトップクラスの安全性を誇る。
Atria社は、自社の飼料工場、エタノール精製工場を持ち、より健康な豚を育てるために、輸入飼料は使わず自社工場で飼料を作る。また、エタノール精製工場では、養豚向けの大麦ベースの高栄養価リキッド飼料を製造している。これらを豚に与えることで、飼料効率が良くなる上、内臓の負担も抑えられ、栄養価の高い良質なポークの生産が可能となる。
同社は、日本で唯一のフィンランド産豚肉を輸入販売する商社。持続可能な社会のへ向けて、今後も安心・安全にこだわったフィンランド産ポークを日本市場へ提供していく。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ピーマンにアザミウマ類 県内全域で多発のおそれ 大分県2025年7月10日
-
【注意報】トマト、ミニトマトに「トマトキバガ」県内全域で多発のおそれ 大分県2025年7月10日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年7月10日
-
【特殊報】メロンにCABYV 県内で初めて確認 茨城県2025年7月10日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】コメ増産こそが自給率を向上させる~輸入小麦をコメで代替すれば49%2025年7月10日
-
【第46回農協人文化賞】地道な努力 必ず成果 経済事業部門・愛知県経済連会長 平野和実氏2025年7月10日
-
【第46回農協人文化賞】全ては組合員のため 経済事業部門・宮崎県農協副組合長 平島善範氏2025年7月10日
-
ジネンジョとナガイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第348回2025年7月10日
-
【2025国際協同組合年】SDGsと協同組合 連続シンポジウム第4回2025年7月10日
-
備蓄米 コンビニの7割で販売を確認 7月9日時点 農水省調査2025年7月10日
-
【人事異動】農水省(7月11日付)2025年7月10日
-
水稲の斑点米カメムシ類 多発に注意 令和7年度病害虫発生予報第4号 農水省2025年7月10日
-
【JA人事】JA加賀(石川県)新組合長に道田肇氏(6月21日)2025年7月10日
-
【JA人事】JA新みやぎ(宮城)新組合長に小野寺克己氏(6月27日)2025年7月10日
-
「田んぼの生きもの調査」神奈川県伊勢原市で開催 JA全農2025年7月10日
-
「米流通に関するファクトブック」公開 米の生産・流通など解説 JA全農2025年7月10日
-
「おかやま和牛肉」一頭買い「和牛焼肉 岡山そだち」ディナーメニューをリニューアル JA全農2025年7月10日
-
本日10日は魚の日「呼子のお刺身いか」など150商品を特別価格で販売 JAタウン2025年7月10日
-
転炉スラグ肥料がイネの発芽・発根・出芽を促進 農研機構2025年7月10日
-
適用拡大情報 殺菌剤「日曹ムッシュボルドーDF」 日本曹達2025年7月10日