福島の農家ら、アメリカへ「食」をアピール 東北グローバルチャレンジ2020年6月26日
福島の農家と加工メーカーの4事業者は、東北の食を世界に発信・輸出する「東北グローバルチャレンジ」プロジェクトの一環として、(一社)東北経済連合会主催のオンライン商談会に参加し、福島の「食」の魅力をアピールした。福島県で生産・加工された「桃の冷凍シャーベット」「桃の甘酢漬け」「糀ドリンク」「メープルサイダー」などサンプル品をアメリカに出荷した。
米国の小売業者に提案された桃の冷凍シャーベット「ももふる」
オンライン商談会では、米国で小売り販売を展開するMARUKAI CORPORATION社、AKT Trading社と日本で輸出事業を行うカワ・コーポレーション社に対し、「東北グローバルチャレンジ」に参加する4事業者が自社商品の魅力をアピール。
(株)ももがある(福島県福島市)は、新感覚の桃のシャーベット「ももふる」と希少な桃の甘酢漬け「ももぴくるす」に2品を提案。また、(株)カトウファーム(福島県福島市)は農薬不使用(自然栽培)の米から作ったアルコール分ゼロの「糀ドリンク」、(株)キノコハウス(福島県耶麻郡西会津町)は真冬の雪山で10日間だけ採取できるイタヤカエデの樹液を使い、着色料、保存料、人工甘味料不使用の「メープルサイダー」をPR。また、東京の加工メーカー、ガッチ(株)は、雄勝硯を釉薬の一部にして、相馬焼きに使った黒い食器「クロテラス」を提案した。
同商談会を通じて、福島の「食」に関わる4事業者のサンプル商品がアメリカ・ハワイおよびロサンゼルスへ輸出されることになった。これにより、「東北グローバルチャレンジ」(事務局:特定非営利活動法人エティック、(一社)東の食の会、後援:JPモルガン)では参加事業者へ対して輸出支援を実施してきたフランス(パリ)およびタイ(バンコク)に続き、アメリカも輸出支援国の一つとして加わった。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から日常の多くの場面で「オンライン化」が急速に進むなか、海外とのつながりでもオンラインを活用した新しい取り組みが活発になっている。
「東北グローバルチャレンジ」は岩手、宮城、福島の3県で「食」に関する事業を行う農業・水産業・食関連事業者(食品加工業や流通業等)を対象とした海外展開支援プロジェクト。今後、オンラインの活用を始めとした「ニューノーマル(新しい日常)」を取り入れながら、東北の食や文化を世界に向けて発信していく。
オンライン商談会の様子
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