豪雨で故障した農機を海外で蘇生 (株)MEトレーディング2020年7月31日
国内最大級の農機具貿易商社である(株)MEトレーディング(鳥取県鳥取市、小林泰士代表取締役)は7月30日、今年7月の豪雨で故障した農機を買い取り再使用可能なレベルまでメンテナンスし、海外の農作業現場で蘇らせるプロジェクトを8月からスタートさせると発表した。
買い取りの対象は、トラクター、コンバイン、田植機など。その他の機械は買取申し込み時に現物を確認しながら査定する。
今年7月の豪雨災害で甚大な被害を被った生産農家が少なくなく、土砂や浸水の影響でエンジンがかからなくなって、作業に使えず困惑している被災農家が多いのが実態だ。
同社の親会社である(株)マーケットエンタープライズが中古農機の買い取りビジネスを行っているが、浸水被害を受けた農機の多くが引火や火災の恐れがあるため買い取りニーズになかなか応えられないでいた。公的助成金を使って農機の買い替えを行った場合でも、買い取られた被災農機を国内で再流通させる環境にはない。
今年4月に(株)マーケットエンタープライズのグループ会社として設立されたのが同社で、地場で農機具の買い取りや海外輸出を行っていた(株)旺方トレーディングから譲り受けた事業をもとに立ち上げるプロジェクトが今回の取り組みだ。
買い取りの申し込みは、ウェブサイト「農機具高く売れるドットコム」か、フリーダイヤル・0120-559-587(9:15~21:00)へ。電話の場合、新型コロナウイルスの影響で時間の変更があり得るため要注意。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日 -
GREEN×EXPO 2027の「日本政府苑」協賛を募集 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月26日 -
初の殿堂入り生産者誕生 産直アプリ「ポケットマルシェ」2025年生産者ランキングを発表2025年12月26日 -
災害時の食の備えを支援 新サイト「食の備え BOSAI」公開 コープこうべ2025年12月26日 -
直営7工場で2026年元日一斉休業を実施「働き方改革」を推進 サラダクラブ2025年12月26日


































