スマートフードシステムに関わる政策提言書の公開2020年8月17日
(一社)システムイノベーションセンター(SIC)は8月8日、サステナブルな社会の実現を目的としたスマートフードシステムに関わる政策提言を公開した。
SICの部門であるスマートフードシステム分科会(主査:東京農工大学特任教授 澁澤栄)は、環境、サステナビリティ、およびガバナンスを十分に考慮した新たなフードシステム、スマートフードチェーン構築の可能性を模索し、必要な政策的提言を行うことを目的として昨年7月に設立。企業、大学、公的研究機関、公益団体から委員が参画し、スマートフードチェーンに関わる討議を続けてきた。今回の提言は、この分科会活動での討議の結果をとりまとめたもの。
討議では、農産物の生産から流通、加工、販売、消費に至る広範な領域を対象とし、現下の種々の課題や関連する多くのステークホルダーといった様々な要因について、課題解決の方策を検討し、社会実装に至るまでのシナリオメイキングなどを行ってきた。その中で、サステナブルな社会を実現するためのフードチェーンの在り方とその実現のための施策について議論を深化させ、その議論の帰結を政策提言としてとりまとめた。
今回、公開する提言は、以下の政策的課題2件、社会実験3件、政策的課題および社会実装1件、社会実験および社会実装1件の計7編の具体的な政策的な施策を提案している。
■政策的課題2件
(1)スマートフードチェーンのための農作物データバンク構築
(2)生産・流通におけるデータの双方向性・対称性における課題
■社会実験3件
(3)青果物包装資材の標準化
(4)スマート農業に必要な農機/ITツールのシェアリングモデルの提供
(5)余剰農作物を少なくするためのデマンドチェーン及びサプライチェーンの開発
■政策的課題および社会実装1件
(6)高付加価値および特定用途の農産物の流通拡大に向けたサプライチェーンモデル
■社会実験および社会実装1件
(7)流通コード利用の高度化
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