農業関連物流マッチングサービス「CLOW」事業化に向け実証実験開始 住友商事2020年10月7日
住友商事は、農業関連物流マッチングサービス「CLOW」(クロウ)の本格事業化に向け、実証実験を開始した。
CLOWのサービスフロー概要
現在の日本の農業関連物流は、各農家が自ら農産物を集荷場や卸売市場に持ち込むほか、農業法人各社が大消費地への輸送を個別に手配している。こうした仕組みには改善の余地がある一方、高齢化に起因する人手不足が深刻になり、より効率的な物流システムの実現が求められている。
CLOWは、AIを用いて、農作物を出荷したい農家や効率的に輸送したい農業法人と輸送スペースを有効活用したい物流会社をマッチングし、最適な輸送ルートを提案するサービス。多数の農家および農業法人のニーズとトラックの空車状況をクラウドに集約し、効率的な集荷・配送ルートをアルゴリズムにより自動的に設定することで、これまで自家用トラックで運ぶしかなかった農家が新たな物流の外注手段を選べる。また、個別に物流を手配していた農業法人に共同配送による安価な物流システムを提供し、物流会社にとっても新たなビジネスチャンスが生まれる。
同実証実験は、協力先の東三温室園芸農業協同組合(愛知県豊川市)から提供される過去の農作物出荷データをもとにCLOWが設定した集荷・配送ルートの効率性を、日本通運の協力を得て精査するもの。CLOWのアルゴリズムの蓋然性を検証し、同時にアプリケーションの操作性などについてヒアリングを重ね、今年度中のCLOWの市場への試験導入をめざす。
また、京都府京丹後市でも、丹後王国ブルワリーの協力のもと、同様の実証実験を行う予定。
CLOWは、住友商事の社内起業制度「0→1チャレンジ2019(ゼロワンチャレンジ2019)」で、新規ビジネスの優れたアイデアとして選出された20代社員発案の案件。同社は、CLOWを通じて農業関連物流を効率化することで、農業・物流業界の課題を解決し、豊かな超高齢社会、持続可能な社会の実現に貢献することをめざす。
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